中国が金の購入量を増やしている!

 桜井ジャーナル 


 【転載開始】


 ■アメリカへの信頼を失った中国が 

 金の購入量を増やしている 


 中国が5月に金の保有量を16トン 

近く増やし、現時点で総量は1900トン 

を超したようだ。 

購入を始める前の昨年10月の保有量は 

1842トン強と言われているので、 

約58トン買い増したことになる。 


 金を買い始める直前、12月1日に 

カナダ当局がバンクーバーの空港で中国 

の大手通信機器メーカー、 

ファーウェイ・テクノロジーズ(華為) 

のCFO(最高財務責任者)で同社を創業 

した任正非の娘でもある孟晩舟を逮捕 

している。 


 その時、アメリカのドナルド・トランプ 

大統領は中国の習近平国家主席と貿易問題 

について話し合っていた最中で、 

トランプは逮捕を事前に知らされていな 

かったという。 

これが事実なら、トランプが「米中経済戦争」 

を激化させようとしたわけではないこと 

になる。 

誰が仕掛けたにせよ、中国はそれに応じた 

わけだ。  


 中国と戦略的な同盟関係にあるロシアの 

場合、リーマン・ブラザーズが2008年に 

倒産してから金を買い続け、 

2014年にバラク・オバマ政権がネオ・ナチ 

を使い、ウクライナでクーデターを実行 

してからそうした動きを強め、現在の 

金保有量は2183トン。 


 この保有量の大半は1991年12月にソ連 

が消滅してから購入したものだ。 

消滅の直前、ゴスバンク 

(旧ソ連の国立中央銀行)には2000トン 

から3000トンの金塊が保管されていた 

はずなのだが、400トンに減っていたのだ。 

つまり、何者かが盗みだしていた。  


 本ブログでは何度か指摘したが、 

ソ連の消滅はジョージ・H・W・ブッシュ 

をはじめとするCIA人脈がKGBの腐敗勢力 

とくんで実行したもの。 

ハンマー作戦と呼ばれている。 

その勢力が盗んだと見られ、西側の私的 

権力が保有しているはずだ。 


 ロシアはすでに保有していたアメリカ 

財務省証券の大半を売却している。 

中国は買い増さないできたが、ロシアと 

同じように売り始め、ドルの流通量が 

増えるとアメリカの支配層にとって

由々しき 自体。 

ドルを回収しきれないなら中国の資産を

凍結する可能性もあるが、そうなると世界は 

パニックだろう。  


 ソ連社会は性善説に基づいて動いていた 

と言う人がいる。 

そうした社会で不正を働くと、西側では考え 

られないような厳罰に処せられたというのだ。 


 それが正しいかどうかわからないが、 

ソ連最後の最高指導者だった 

ミハイル・ゴルバチョフがアメリカや 


ヨーロッパを信頼していたことは確かだろう。 

信仰に近いものだった。 

そうでなければ彼は単なる売国奴だ。 

ウラジミル・プーチンも大統領になった当初は 

西側を信じていたようだ。  


 そうした信頼がアメリカが築いたシステム 

を受け入れさせたのだが、ソ連消滅後に 

アメリカの支配層、特にネオコンはそうした 

信頼を裏切り始めた。 

アメリカのシステムを受け入れると自分たち 

は破滅すると考えるようになった国はロシア 

や中国にとどまらない。 

その結果、アメリカの支配システムは崩壊の 

速度を速めている。 

中国の金売却はそのひとつの結果と言える。


 【転載終了】 

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 現在、プラチナと金の相場価格が逆転 

しています。 


 今後、中国の金の買い増しが続けば、 

金の流通量が減り、金価格が高騰する 

可能性がありますね。 


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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