円高加速でマイナス金利拡大も黒田日銀は地銀を潰すのか!?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■円高加速でマイナス金利拡大も
黒田日銀は地銀を潰すのか
公開日:2019/06/21
米FRBが“利下げ”に踏み切る
可能性が高まり、一気に“円高”が
進んでいる。
20日の円相場は一時、
1ドル=107円台半ばと1月
上旬以来の円高・ドル安水準と
なった。
大企業の想定為替レートは
1ドル=108円だけに、この先、
輸出企業の業績が急速に悪化する
恐れがある。
しかも、FRBは年内に2回
“利下げ”するとみられている。
さっそく、日銀の黒田総裁は
「物価上昇の勢いが失われたら、
躊躇なく追加緩和を実施する」
と会見で発言している。
もう一段、金利を下げる可能性が
あるということだ。
しかし、すでに日銀は
“マイナス金利”を導入している。
これ以上、金利を下げる余地が
あるのか。
しかも、地方銀行が軒並み業績を
悪化させるなど、異次元緩和の
“副作用”が表面化している。
地銀の大きな運用先だった10年
国債の金利がゼロになってしまった
ため、運用難に陥っているのだ。
さらに、超低金利によって、
長期と短期の金利差がなくなり、
利ザヤを稼げなくなっている。
はたして、これ以上、金利を
下げて日本経済に効果があるのか。
「究極の“金融緩和”は、ゼロ金利
です。マイナス金利にしてしまうと、
むしろ“金融引き締め”になりかね
ない。金融緩和とは、マネーの流れ
を良くして、融資を活発にすること
です。ところが、マイナス金利を
導入すると、マネーの流れが悪く
なり、融資が停滞してしまう。銀行
の体力が奪われ、貸し出し余力が
小さくなるからです。金融緩和を
目指すのなら、金利を上げるべき
です」(経済評論家・斎藤満氏)
1980年代、アメリカの
「貯蓄貸付組合」(S&L)という
金融機関が経営危機に陥った時、
FRBは長期金利と短期金利の差を
拡大することで、危機を乗り切って
いる。
ところが、日銀は正反対のことを
やっている。
黒田日銀によって地銀は息の根を
止められるのではないか。
【転載終了】
***********************
地銀の崩壊は地方経済に大打撃を
与えます。
安倍と黒田は歴史に残る愚策を連発
したということでしょうね。
下手をすると、噂で取り付け騒ぎに
発展する可能性もあり得ます。
0コメント