年金の次は医療・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■年金の次は医療・・・
厚労省主導「診察料定額制」の落とし穴
公開日:2019/06/27
公的年金の次は、
医療をボロボロにするつもり
のようだ――。
厚労省は、患者が自らの
「かかりつけ医」を登録し、
診察料が月単位の「定額制」
になる制度の検討を始めた。
一定の診察料を払えば、
医者に「かかり放題」。
支出を気にせず診察を受けられ、
医者をよく利用する患者には
おいしい制度に思える。
だが、本当の狙いは医療費の
伸びを抑えること。
飛びついてはいけない。
「定額制で頻繁に来る患者の
診察を繰り返しても、その分、
診療報酬が増えるわけではなく
なるのです。病院はできるだけ
定額制の患者が来ないように
誘導し、来院しても手間や費用
をかけない診療になってしまう
でしょう。その結果、定額制の
患者に対して、医学的に本当に
必要な診療がおろそかになる
可能性が高い。別に医者が悪い
というわけではなく、定額制に
なれば、医者がそのように考え
るのは経済合理性からは当然
です」(医療関係記者)
■“招かざる患者”扱い
定額制で何度も通えても、
医者から“招かざる患者”扱いされ、
全力の充実治療は期待できない。
これでは、治るものまで治らない
じゃないか。
社会保障に詳しい立正大客員教授
の浦野広明氏(税法)が言う。
「厚労省は、安心できる年金や
医療の制度構築ではなく、どう
やってうまく社会保障費を抑える
かに“知恵”を絞っているようです。
最近も〈年金請求書〉で 『年金額
を増額させますか?』と 尋ね、
自動的に年金の繰り下げ 受給に
誘導される手口が問題になりました。
医療費の定額制は、医者に治療を控え
ようという インセンティブが働き、
医療費 抑制の効果は絶大です。それを、
患者からすれば“バラ色”にみえる定額制
で普及させようとして いるのです。
これも医療の質を 低下させる恐れが
あり危険です。 安倍政権下での社会
保障関連の“ おいしそうな話”はすべて
疑った 方がいいでしょう」
安倍政権は優秀な官僚の悪知恵を
結集し、年金も医療も 「姥捨て制度」
にしようとしている。
【転載終了】
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やはり、消費増税(福祉目的税)を
して、福祉を切り捨てですか。
国民は、まだわからないのでしょうか?
気付いたときは手遅れになります。
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