日米安保破棄を示唆 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■日米安保破棄を示唆
トランプ発言の狙いは日米貿易交渉
公開日:2019/06/26
トランプ米大統領が日米安全保障条約
を破棄する可能性を側近に明かしていた
ことが分かった。
24日付の米ブルームバーグ通信に
よると、トランプは、日米安保条約は
米国だけが防衛義務を負っていると
して、「一方的だ」と不快感を示した
という。
さらに沖縄の米軍基地移転にも触れ、
「土地収奪のようなもの」と言い、
米軍移転の財政補償を求める考えも
明らかにしたという。
ホワイトハウスはこの件について
コメントを出しておらず、
菅官房長官も報道を否定しているが、
トランプ発言の狙いは決まっている。
参院選後に本格化する日米貿易交渉で、
米国に有利な条件を引き出すためだ。
そもそも、在日駐留経費(思いやり予算)
で日本側に約2000億円
(2019年度予算)もの巨額負担を
させ、米軍が「いつでも」「どこでも」
「自由」に日本国内の基地を使える
日米安保条約を米国が破棄する差し
迫った状況はない。
むしろ「破棄」をチラつかせられて困る
のは日本政府だろう。
■米韓FTAの時と同じ
「ディール外交」を売り物にする
トランプ。
思い出されるのは、昨年3月に交渉
妥結した米韓自由貿易協定(FTA)
交渉だ。
「南北朝鮮の境界には3万2000人
の米兵がいる。どうなるか見てみよう」
トランプは米韓FTA交渉に入る直前
の集会で、交渉が不調に終われば在韓
米軍を撤退する可能性について踏み込ん
だ。
そして、25%の関税を課すとしていた
鉄鋼関税についても、早期妥結に至れば
「関税を適用除外にする」と迫ったのだ。
在韓米軍の撤退をほのめかされた韓国
は大慌て。
結局、米韓交渉は米国ペースで進み、
わずか3カ月という短期間で妥結。
韓国内で販売できる米国車の枠を倍増
することや、韓国製ピックアップ
トラックの関税撤廃時期を2021年
から41年に延長することで合意した
ほか、競争的な通貨安誘導を禁じる
「為替条項」まで盛り込まれたのだ。
すでに日米貿易交渉に向け、
「8月にはすばらしい発表ができる」
「日本が間もなく、(農産物を)たく
さん買ってくれるようになる」などと、
日本側を揺さぶっているトランプが
「日米安保破棄」発言で、
米韓FTAの時と同じ状況を狙って
いるのは容易に想像がつく。
元外務省国際情報局長の孫崎享氏が
こう言う。
「米国の歴代政権は経済も含めて西側
の安全保障体制をリードするために動い
てきましたが、トランプ政権はそういう
気はありません。ホルムズ海峡について
も『自国の船を自力で守るべきだ』など
と発言していることからも明らかです。
安保よりも(大統領選のために)日米
貿易交渉であり、何らかの有利な条件を
引き出したいのだと思います」
安倍首相はマッ青になっているのでは
ないか。
【転載終了】
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いずれにしろ、日本政府は言い
なりにないんでしょうね。
隷米政治家が政権にいる限り。
仮に、次期総理が菅氏だとすれば、
CSISに挨拶に行った時点で、
「貴国の命令に従います」と忠誠を
誓いに行ったようなものです。
米紙が書いているように、
「日本人はお人好し」ということ
ですね。
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