大手がエリートを高給優遇・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■大手がエリートを高給優遇 

 大学生のマインドはこう変わる 

 公開日:2019/06/26 


 「殺伐とした人間関係になり 

そうだ」――。 

こんな声が上がっているのが 

大企業が次々に打ち出している 

新卒採用だ。 


 ソニーはこの春、入社1年目の 

新人に等級をつける制度を始めた。 

AIなどの専門性の高い技術者は 

一般の大学院新卒社員よりも給料 

が高く、最大で2割増しの 

730万円になるという。 

来月から等級付けが実施される。 

ユニクロを展開するファースト 

リテイリングは、優秀な若者を 

入社後最短3年で子会社の幹部に 

抜擢し、1000万円以上の年収 

を支給。 

欧米勤務では最大3000万円と 

いう破格の待遇を検討中だ。 


 くら寿司はTOEIC800点 

以上で簿記3級以上の新卒者の中 

から初年度の年俸が1000万円 

の人材を採用する。 

経済界はフレッシュマンを 

超エリートとその他大勢に差別化 

しつつあるのだ。  


 「これは経団連の意向を受けた 

方針です」とは人事ジャーナリスト 

の溝上憲文氏だ。  


 「経団連の中西宏明会長は若手を 

育てる余裕はない、即戦力が最重要 

といった発言をしています。ソニー 

など有名企業3社が新卒者を選別 

する方針を打ち出した以上、今後は 

中堅企業までが『試しにやってみよ 

う』と追随するのは間違いありませ 

ん。そうなれば、学生はどこの大学 

のどの教授から何の講義を受けたか 

という実績が重要になる。のんびり 

文学に浸る暇があったら、法務や 

マーケティングなどの実学を身に 

つけろという風潮も高まります」  


 日本の大学生は受験で猛勉強した 

分、入学後は勉強と遊びを楽しむと 

いう風潮だったが、今後は勉強漬け 

の学生が主流になりそうだ。 


 大学ジャーナリストの石渡嶺司氏 

が言う。  


 「10年ほど前から大学は、学生 

が企業や自治体と組んで販促やPR 

の方法を考案する産学共同プロジェ 

クトを始めています。今後は優秀な 

学生を育てるためにこの動きが加速 

するはずです。大学内では勉強に 

熱心に取り組む学生とそうでない 

学生が二極化。入社後も超エリート 

とそうでない人の二極化が進む。 

殺伐とした階級社会が予感されます」 


 最近は英会話の習得などのために 

専門学校に通っている大学生がいる。 

アパート暮らしの地方出身者にとって 

授業料は大きな負担だ。  


 「授業料や短期留学の資金が欲しい 

女子大生には、キャバ嬢や風俗のバイト 

で資金をつくっている人がけっこういま 

す。TOEICの高得点を目指す女の子

 が増えたら、ボクらの仕事が忙しくなり 

ますよ」(歌舞伎町のスカウトマン) 


 何だかイヤな世の中になりそうだ。 


 【転載終了】 

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 先日も書きましたが、大学のブランド 

では採用されない時代が来たようです。 


 欧米型の採用方法ということであり、 

日本の学生は、海外の学生も競争相手 

となりそうですね。 


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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