「普天間1兆円返還」のルーツ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■たかられる日本 トランプ放言
「普天間1兆円返還」のルーツ
公開日:2019/06/27
28日から始まる大阪G20
サミットを前に、戦後最強と
される日米関係がギスギスして
いる。
米ブルームバーグ通信(24日付)
が報じたトランプ 米大統領の
「日米安保破棄」 発言問題。
トランプ大統領は最近、側近との
私的な会話で、日米安全保障条約
において日本が米国の防衛に駆け
つける義務がない のは
「一方的過ぎる」と不満をもらした
という。
日米両政府はこの報道の火消しに
回ったが、トランプ大統領は 26日
(現地時間26日)の
FOXビジネステレビのインタ ビュー
で、
「日本が攻撃されたら米国は日本を
守らなければいけない が、米国が
攻撃された時、 日本はわれわれを助け
る必要がない。日本はその状況をソニー
のテレビで見ていられる」 と発言。
トランプ大統領の放言はいつものこと
ではあるが、問題はそれ だけじゃない。
同通信(日本語版)によると、
トランプ大統領は辺野古への米軍基地
移設を<土地の収奪> と考えており、
<米軍移転について金銭的補償を求め
る考えにも言及した>と いう。
新基地建設にはすでに 2.5兆円も
かかると試算されているのに、
移設を理由に日本 からカネをむしり
取ろうとして いるのだ。
まったく安倍政権もナメられたもの
だが、この話にはまだ続きがある。
当該記事の原文(英語)をよーく
確かめると、日本語版には書かれて
いない驚くべき発言がこう記されて
いるのだ。
<安倍首相は2013年、沖縄米軍
基地の代替施設が建設されたら早くとも
2022年に沖縄 から基地を移設する
ことでオバマ 米大統領と合意した。しかし、
関係者によると、トランプ大統領は基地
の土地に開発の余地があると考えており、
100億ドルの 不動産価値があるはずと
言っていた>
■卑屈な交渉で同じ値段を打診の過去
安倍首相とオバマ大統領は13年2月
の日米首脳会談で、普天間飛行場の移設
と嘉手納以南の土地の返還計画を早期に
進めることで合意。
100億ドルは約1兆円だから、
トランプ大統領は
「普天間から基地を移設する なら兆円
よこせ」と日本に吹っかけようとして
いるに 等しいのだ。
沖縄沖縄国際大大学院教授の
前泊博盛氏(日米安保論)がこう言う。
「普天間の地権は今も日本に ある。米国
が基地返還の際に原状回復義務を免れている
よう に、日本から米国に返還に伴う対価を
支払う義務などありませ ん。米政府関係者
の話を基に、かつて防衛省幹部に『1兆円で
普天間を返還するという話があると聞いた』
と水を向けたことがあります。その幹部との
やりとりで、基地返還を金で解決する交渉が
あったのだろうと思いました。公式にその話
は認められていませんが、トランプ氏が1兆円
に言及した根拠かもしれません」
もしかすると、トランプ大統領は何でも
カネで片付けようとする日本政府の卑屈な
「普天間1兆円返還」交渉を小耳に挟んだ
のかもしれないのだ。
「トランプ氏の外交は、米国に とって
『儲かるか、儲からないか』です。要するに、
基地移設に伴う逸失利益を日本側に要求して
いる。 これに抗議せずして、果たして日本
は主権国家と言えるでしょうか。 もし仮に
補償義務のない1兆円を米国に払ったところ
で、普天間の 土地が確実に返ってくる保証は
あり ません」(前泊博盛氏)
1兆円もの価値があるなら、なおさら返還
を迫るのが日本政府の役目だが、カネを払った
ら最後。
さらに吹っかけられるのがオチとなりかねない。
「おまえのモノはオレのもの」――。
“ジャイアン気質”のトランプ大統領にたかられる
“のび太”安倍首相。
看板が「外交」だなんて、チャンチャラおかしい
ではないか。
【転載終了】
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アメリカのパペットと言われれる
安倍首相が二度目の総理として与え
られた役割ですから。
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