桜井ジャーナル
【転載開始】
■トルコがロシアに続いて中国との
関係を強化
トルコのレジェップ・タイイップ・
エルドアン大統領によると、
ロシア製防空システムS-400を輸送機
へ積み込む作業が進んでいて、
予定通りにトルコへ配備されるという。
この取り引きにアメリカ政府は強く
反対、アメリカ製戦闘機F-35の売却を
中止すると警告していた。
ほかにもさまざまな圧力も加えられて
いるはず。
トルコはアメリカから購入した武器や
兵器の部品をストックのために大量購入
しているとも言われている。
F-35が欠陥機であることは有名な話で、
現在はロシアの戦闘機の方が低価格で
高性能。
問題は切り替えがスムーズ に進むかどうか
だろう。
トルコはロシアから天然ガスを運ぶ
パイプラインの建設をアメリカからの
圧力もあって2015年12月に中止したが、
16年に入ってトルコはロシアへ再接近、
建設再開を決めた。
2018年11月には完成している。
現在、ロシアと戦略的な同盟関係に
ある中国ともトルコは関係を強化して
いる。
6月28日から29日にかけて大阪でG20
首脳会議が開催されたが、
その直後にエルドアンは中国を訪問、
経済的な結びつきを強めるための話し
合いを行った。
中国にとってトルコとの関係強化は
経済だけでなく、 新疆ウイグル自治区
の問題でもプラスになると見られている。
この地域はBRI
(帯路構想、かつての一帯一路)に
とって重要で、サラフ主義者
(ワッハーブ派、タクフィール主義者)、
ムスリム同胞団を中心とする傭兵を
アメリカはこの地域へ潜り込ませている
と言われている。
この地区から相当数のウイグル人が
シリアなどへ戦闘員として送り込まれ
ていたが、 シリアではロシア軍の攻撃
で傭兵部隊は敗走、 ウイグル人も出身地
へ戻る可能性がある。
新疆ウイグル自治区の場合、アメリカ
は戦略として戻そうとするだろうが、
中国とトルコの友好促進は新疆ウイグル
自治区の安定化につながる可能性が高い。
ロシアと中国はトルコだけでなくインド
やパキスタンとの関係を強めつつある。
アメリカが経済的、あるいは軍事的に恫喝
するほど相手をロシアや中国の方へ追い
やっているようだ。
【転載終了】
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有志連合は、ISでも評判を悪くして
いますよね。
タンカー攻撃で日本船籍というのが、
引っ掛かりますが、トランプが言う、
自国で防衛しろは、「自衛隊を出せ」
ですかね。
万一、自衛隊を派遣すると、友好国で
あるイランやロシアと軋轢をうみますね。
もう一つ、中国は欧州との軍事的交流
も行っているようです。
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