「幼児教育・保育の無償化」は喜んでいいの?

 家事育児の常識・非常識 


 【転載開始】


 ■10月スタート「幼児教育・保育の無償化」は

 喜んでいいの? 

 公開日:2019/07/19 


 参院選もたけなわ。 

自民党は公約で、高等教育無償化 

と私立高校の実質無償化を訴えて 

いる。  


 その自民党が2017年衆院選 

で公約に掲げていた 

「幼児教育・保育の無償化」が、 

いよいよ10月からスタートする。 

3歳から5歳時クラスの全ての 

子どもたち(低所得世帯は0歳~) 

の幼稚園や保育所を無料にする 

というもので、「家計が助かる」 

と喜んでいる子育て世帯は多い 

ことだろう。 


 幼稚園や保育所は 

月額2万5700円まで無料。 

さらに、幼稚園の預かり保育 

(延長保育=18時くらいまで) 

も最大月額1万1300円まで 

無料になる。 


 ただし、こちらは病気療養中 

などといった理由がなければ、 

専業主婦のいる世帯は不可に 

なる。 

また、認可外保育施設 

(ベビーシッター含む)を使う 

場合でも、月額3万7000円

 まで無料となる。


 つまり、共働きの家庭が子を

幼稚園と延長保育に通わせ た場合、

合計で月3万7000円 が無料に

なり、年間で約44万円が浮く計算。 

3年間で最大約133万円であり、 

これが子ども2人ならトータルで 

約266万円の節約になる。 


 もっとも、この浮いたお金が 

そのまま教育投資に向かえばいい が、

貯蓄やローン返済に回ってしまって

はあまり意味がない。 

そこで保護者がどんな使い道を 

しているのか興味深いデータがある。 

2年前の4月から住民サービスの 

一環として5歳児の幼児教育を 

無償化している大阪府門真市の 

アンケート調査だ。 


 「無償化によって生活にどんな 

影響があったかを複数回答で選ん 

でもらったところ、約40%が 

『子育ての費用や教育費を充実 

することができた』と答えてい ます。

一方、『生活費にゆとり ができた』

は約30%、『貯蓄が 増えた』が

10%、『ローン返済 にあてた』は

5%という結果でした」 

(門真市こども部保育幼稚園課) 


 ところが、無償化によって子ども 

が増えるというのは期待薄。 

子どもをさらに持ちたいかと聞くと、 

65%の圧倒的多数が「ならなかった」 

と答えている。 

いくら無償化しようとも、出産の動機 

づけにはならないのだ。  


 というのも、幼児教育・保育の無償化 

と同時に消費税も10%に値上げされる。 

4人家族で年間の負担増は16.5万円 

と試算され、18年間なら297万円の 

赤字。

無償化で浮くお金より、ずっと消費税

アップ分の方が大きいのだ。 

政治家が教育無償化を自慢しても、庶民 

はアホではない。 


 【転載終了】 

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 少子化対策にはなりそうもない 

ですね。  


 きちんとした税の使い方ならいい 

のですが、消費税はその大部分が 

使途がハッキリしていません。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

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