竹島上空の飛行は政治の新たな現実 !

 Sputnik日本 


 【転載開始】


 ■竹島上空の飛行は政治の新たな現実 

 2019年07月24日 


 日本政府は23日、 

竹島(韓国名でトクト島)の 

周囲の日本の領空がロシア軍 

の早期警戒管制機A-50に侵犯 

されたとして、韓国に続いて 

ロシアに抗議を申し入れた。 

一方でこの事件の重要な点は 

ロシアと中国のそれぞれ2機 

の戦略爆撃機が日本の領域沿い 

で行っていた合同パトロール 

であることは間違いない。 

こうした事態は露中の互いの 

軍事史上、未だかつてなかった 

ことだった。 


 第一にアジア太平洋地域で 

こうした合同飛行があったこと 

自体、露中間の軍事相互関係が 

新たな段階に差し掛かったこと 

を物語っている。 

今までの陸海での合同演習に 

代わって露中の軍用機、 

補助機が合同で戦闘訓練タスク 

の策定をするようになった。


 これはの日韓米軍事面での 

相互関係の強化に対する露中 

の回答となっている。 

ロシア、中国の一番大きな懸念 

を呼んでいるのが日韓の領域へ 

のミサイル防衛システムが配備 

される計画。 

中でも日本に配備が計画の 

「イージス・アショア」は、 

米国のグローバルミサイル防衛 

システムの中でもロシアを標的 

とする要素と位置付けられて 

いる。それだけではない。 

ロシアの軍事専門家らは 

「イージス・アショア」を潜在的 

には中距離ミサイルの発射に使用 

できる攻撃システムととらえて 

いる。  


 第2に、合同飛行だったという 

ことが偵察行為を匂わせる。 

これはA-50がこれに使われていた 

ことから断定できる。 

A-50は空中、海上の標的の発見、 

随伴に用いられる軍用機で、 

標的を見つけるとこれを 

自動システムで司令塔へと通知し、 

攻撃する戦闘機の管制まで行う 

ことができる。 

先日の韓国領域で米韓合同演習の 

枠内では最高で800回の飛来が 

繰り返され、仮想敵機の迎撃、 

空中戦、戦闘パトロール、シギント、 

軍事輸送など様々な戦闘課題の 

演習が取り組まれた。 


 そして最後に、この合同飛行 

が行われたのは、韓国の防空 

識別圏であり、同時に日本と 

中国の防空識別圏が重なりあう 

領域だったという事実。 

防空識別圏は国際法の規定を受け 

ない。  


 国際法の観点からみて重要なの 

は唯一、領空の範囲が海岸から 

12海里を限界とする領海の上空 

を指す点に限られる。 

竹島付近の領空を侵犯されたと 

して抗議しているのは日本も韓国 

もだが、ロシア国防省が反応した 

のは韓国からの抗議に対してのみ 

で、自国の航空宇宙軍は計画飛行 

において韓国の領空は侵犯して 

いないと回答している。 

ロシア国防省は露中の合同飛行は 

2019年の軍事協力計画の枠内で 

実施されたものであり、第三国に 

対してとられた行動ではないと 

説明している。


 【転載終了】

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 戦略爆撃機がいたので露・中の 

戦闘機が合同で護衛についていた 

んでしょうが、領空侵犯は確信犯 

ですね。

 

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