シラケ参院選の責任は・・・
令和でも止まらない 日本の劣化
【転載開始】
■シラケ参院選の責任は史上最弱の
非力バラバラな野党にある
公開日:2019/07/28
参議院選挙が終わった。
50%を切る低投票率が物語る
ように、有権者の関心は低く、
話題性からいえば、
「吉本興業騒動」に完敗だ。
なぜ、これほどつまらない選挙に
なったのか、その責任の多くは
野党側にある。
長く政界を見てきたが、
今ほど野党が非力でバラバラな
時代は、およそ記憶にない。
主な野党陣営を俯瞰してみると、
共産党は一定の堅い支持を持って
いるが、「ノビシロ」はない。
社民党は消滅寸前、
日本維新の会に至っては、
内閣不信任決議案が出るたびに
反対票を投ずることから見ても、
政権与党の補完勢力で、
「野党」と呼ぶのは無理がある。
となると、残るは国民民主党と
立憲民主党しかないわけだ。
確かに立憲民主は議席を伸ば
したが、自民党に警戒心を抱か
せるほどの存在というには、
ほど遠い。
国民民主に至っては、今後の分裂、
解党の可能性まで囁かれている。
そもそもこの両党、有権者から
すれば、「あの民主党政権の残党」
としか見えていないのでは?
安倍総理が口汚く
「あの悪夢のような民主党政権」と
罵るのも、それがわかっているから
だ。
なぜ、野党がここまで非力、
劣化してしまったのか。
有権者から見て、期待感の受け皿
にまったくなっていない理由が
どこにあるのか。
やはり、それは民主党政権の失敗、
それに対する有権者の「トラウマ」
に起因すると考えるしかない。
民主党政権だって悪いことばかり
したわけじゃない。
景気・経済の低迷はリーマン・
ショックが背景にあったことも事実。
だが、多くの有権者が
「冒険してみたけど、あの政権交代
は大失敗だった」と思っていること
は間違いない。
問題は民主党政権の残党たちが、
それを真正面から受け止め、
問題点をきちんと整理、総括し、
反省と学習をした上で、外から見て
も「出直したな」と思えるような
体制を整えることではなかったか。
ところが、形勢不利となったら
さっさと逃げ出すやつが続出するわ、
揚げ句の果てに小池百合子の口車に
乗って民進党を解党した結果、
今やそこから生まれた国民民主と
立憲民主は「近親憎悪」状態。
今回の参院選も、見方を変えれば、
本来の「敵」である自公連立政権
との闘い、というより身内同士の
潰し合いだったといってもいい。
結果、国民民主内には、維新との
連携や連立入りを模索する動きすら
出始めているという。
「安倍1強」はこれで、ますます
「ゆるみ、たるみ、おごり」を増し、
政治から緊張感がどんどん失われ
ていく可能性が高い。
緊張感を持った政治を行わせるため
には、政権与党が「警戒心」を抱く
くらいの野党が不可欠だ。
野党の劣化は政治全体の劣化につな
がる。
野党には、果たしてその自覚がある
のだろうか。
【転載終了】
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旧民主党は、長期政権の目もあった
のですが、すべて潰したのが仙谷一味
です。
その中には、「立憲」枝野代表もいま
した。
枝野氏も、当時と何も変わっていな
かった(学ばなかった)ということで
しょう。
逆に言えば、民主党をバラバラにする
という自民党と官僚の戦略が成功したと
いうことでしょうね。
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