近づく「自動車の世紀」の終わり・・・
ニッポン自動車 崩壊寸前
【転載開始】
■日産や三菱自は業績悪化・・・
近づく「自動車の世紀」の終わり
公開日:2019/07/31
日産自動車の2019年度
第1四半期(4~6月)決算
で営業利益が前年同期比
98・5%減の16億円と
なった。
日米欧で販売が減少したことが
響いた。
この利益水準では為替の変動
などによっていつ赤字に転落
してもおかしくない状況だ。
こうした事態を受けて日産は
22年度までに全世界で
1万2500人の従業員を削減。
国内では栃木、九州の両工場で
期間工を計880人削減する。
三菱自動車の第1四半期決算
でも営業利益が86・3%減の
38億円。
世界で販売が落ち込み在庫調整
した影響を受けた。
販売が落ち込む要因は、
米中経済戦争の影響がじわり
じわりと迫ってきているからだ。
米国での19年上半期の日本
メーカーの新車販売台数は
10年 ぶりに前年同期割れ。
中国も全需が減少。
8月の第1週にはトヨタやホンダ
の決算発表があり、苦戦が予想
される。
「米国が利下げを示唆しており、
そうなれば円高に傾き、日本の
自動車メーカーはさらに苦境に
追い込まれる」とみるアナリスト
もいる。
■部品業界も火の車
雇用の裾野を支えてきた部品
産業も厳しい。
自動車部品大手の曙ブレーキ工業は、
6工場を閉鎖して全従業員の3割に
当たる約3000人を削減する方針
を固めた。
同社は今年1月、私的整理である
事業再生ADRを申請、経営破綻
に近い状況に追い込まれた。
7月22日には、債権放棄を含めて
560億円の金融支援を要請すると
発表した。
同社の信元久隆会長兼社長は経営
責任を取って退任する。
この信元氏は昨年までトヨタの系列
団体「協豊会」の会長を務めていた
ほか、日本自動車部品工業会の会長
だった時期もあり、業界の名士
だった。
同社の経営が傾いたのは米国事業の
拡大戦略が失敗したからだ。
曙ブレーキに限らず、部品業界の
「破綻予備軍」はいる。
「一時、ホンダ系部品メーカー数社
をまとめて外資に売却する動きが
メインバンクの三菱UFJ銀行主導
で進められていた」といった声も
金融筋からは出ている。
これまで日本経済を牽引してきた
自動車産業に過度な期待を寄せる
ことが、実は時代遅れになりつつ
ある。
20世紀は「自動車の世紀」と
いわれ、 石油を使う産業として
自動車業界が 伸びた。
しかし、時代は変わった。
米フェイスブックや米グーグルに代表
されるように今は「データ」をいかに
使いこなせるかが覇権へのカギを握る。
「データ資本主義」の時代だ。
トヨタの豊田章男社長が
「勝つか負けるかではなく、生きるか
死ぬかの戦いに直面している」と言う
ように、まさに自動車産業には大きな
危機が忍び寄っている。
【転載終了】
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自動車業界はEV化が進めば、さらに
人員削減が進むことになるのでしょうね。
労働者は、今後ソフトの業界か観光の
業界に転身するしかないのでしょうか?
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