「これからは会社でも個人事業主として働くことが求められる」!
AERAdot.
【転載開始】
■「これからは会社でも個人事業主として
働くことが求められる」
経済専門家のぐっちーさんが
「AERA」で連載する 「ここだけの話」
をお届けします。
モルガン・スタンレーなどを経て、
現在は投資会社でM&Aなどを
手がけるぐっちーさんが、
日々の 経済ニュースを鋭く分析します。
* * *
働き方改革が叫ばれて久しい
ですが、無理に残業を禁止した
しわ寄せが自宅作業や他の社員
に行ってしまったり、育休と
いっても職場の状況を見ると
とても休める状況ではなかった
り、となかなか前に進まない
のが現状のようです。
そんなところに、タニタの
谷田千里社長が、社員が
「個人事業主」として独立
するのを支援するという記事を
「日経ビジネス」で目にしました。
ここ数年のうちに全社員を
個人事業主として、会社と契約
する形で仕事を任せたい、
というのです。
このやり方なら一人一人が会社。
仕事ごとにタニタと契約をする
ことになります。
ある会社は午前中だけ、
ある会社は夜だけというシフトも
簡単にできますし、その仕事が
終わればさっと契約が切れるし、
他社からの受注も取れるので、
収入の幅が広がります。
すでに実験的に導入され、
全員が収入増、という結果に注目
すべきでしょう。
縛られずに働いて、収入が増える
わけです。
サラリーマンの奴隷化が防止
できる一方で、仕事のできない人
は契約がなくなる、というまこと
にシビアな世界となりますが、
そもそもぶら下がり社員が問題に
なっている日本の大企業にはうって
つけの活性化策でしょう。
実はこの考え方自体は古くから
あるものです。
私が1983年丸紅に入社したとき
に上司から口を酸っぱくして言わ
れたのは
「毎日毎日漫然と会社に来るな。
一個人が、山口商店、木下商店と
して稼いだ収益の合計が部の、
ひいては丸紅の収益となるのだか
ら、一個人の収支を常に考え行動
せよ」ということでした。
この考え方はその後のウォール
ストリートでのビジネスでも大い
に役に立ちました。
特に外資系証券会社では常に結果
が求められますが、給料をもらう
限り当然で、どれだけの収益を
出すかだけが勝負です。
人事評価では会社へのロイヤルティー
やチームワークなども評価される
わけですが、基本は個人の収支です。
お陰様で全く違和感はありませんで
した。
その後、査定をする立場になった
とき、縁の下の力持ちとしてやった
部分を評価してほしいという部下が
たくさんいましたが、当然却下です。
そういう組織では縁の下の力持ちと
称するぶら下がり社員は必要ない。
稼げるやつはどんどん稼ぎ、
稼げない奴は去っていくのみ。
となると一番合理的なのは個人事業主
となって会社と契約して、その会社に
与えた収益から手数料をもらう、
というやり方になるでしょう。
会社は無駄な人材に金を払う必要
がありませんし、タニタの例でいう
と採用の時からそういうことが出来
る人を採用しますよ、上からの命令
を聞いているだけではだめですよ、
と宣言しているわけです。
これが本当の働き方革命と言うべき
で、日本は間違いなくその方向に
向いていきます。
※AERA 2019年8月12・19日合併増大号
【転載終了】
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私は妻が自営業でしたので、育休を
取る必要はありませんでした。
その代わり、土日に休めない妻の代わ
りに、幼稚園から大学まで学校関係の
集まりや三者懇談会は私の役割でした。
小学校が一番大変でしたね。
スキーの指導員を委嘱されたり、育成会
の少年野球の監督を6年間勤めたり。
私は育休が必要ありませんでしたが、
会社で育休を利用する人は見たことが
なかったですね。
今、二男のお嫁さんが育休を1年間
とり、さらに、二年目には夜勤が免除
されるそうです。
看護師不足なので待遇はいいのでしょ
うね。
最近、地域の比較的大きな病院では
保育施設の設置が進んでおり、見るに
つけ、看護師不足が深刻なんだなと
感じます。
それでも、来年には保育園の送り迎え
や土日に孫の面倒をみる機会が増えそう
です。
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