東京五輪で台風直撃、 数十万人単位の観客が帰宅難民の可能性!

 週刊ポスト2019年8月30日号 


 【転載開始】


 ■東京五輪で台風直撃 数十万人単位の 

 観客が帰宅難民の可能性  


 2020年7月24日から8月9日まで 

開催される東京五輪チケットの 

獲得競争は熾烈を極めた。 

一次抽選を申し込んだ総人数は 

約512万人で、当選者は約96万人。 

倍率は約5.3倍という狭き門だった。 


 9月11日に結果が発表される 

追加抽選のほか、秋には2次抽選 

も予定され、こちらも大争奪戦 

となることは間違いない。  


 しかし、先日の台風10号で 

山陽新幹線が終日運休となり、 

空の便も多くが欠航に追い込ま 

れたように、台風で交通機関が

マヒして会場に辿りつけなかったら、

苦労して取った プラチナチケットが

「紙クズ」 になりかねない。 

というのも、オリンピック憲章で、 

競技大会の競技実施期間は16日間 

を超えてはならないとい定められ 

ているため、何よりも予定の競技 

日程を消化することが優先される 

ことになりそうだからだ。  


 東京都の招致活動で推進担当 

課長を務めた経験のある 

鈴木知幸・国士舘大学客員教授 

が語る。  


 「組織委員会の武藤敏郎事務総長 

は昨年10月の会見で、台風などの 

自然災害によって開催が困難と 

なった場合、チケット代の払い戻し 

にかかる費用に備え、高額の保険 

に入っていると説明しています。 

もし中止になれば払い戻しが行な 

われます。ただし、日程変更や 

交通機関の遅延によって会場に行け 

なくなった場合では、払い戻しは 

受けられないでしょう」 


 ちなみに、申し込みの時点から 

「払い戻し不可」のチケットもある。 


 「サーフィン競技は海のコンディ 

ションに左右されやすいため、1枚 

3000円と比較的安価な価格設定にし、

音楽イベントなども同時に開催する

ことで、競技自体が中止でも払い戻し

されない見込みです」 (同前) 


 とはいえ、『せっかくチケットを 

買ったから』といって、悪天候の 

イベント会場に行くのは危険が伴う。 


 ◆「無観客試合」強行で表彰式が 

 見られない!  


 交通機関のマヒが五輪期間中に 

起こっても、会場に支障がなけれ 

ば競技を決行する可能性は高い。  


 「観客の多くが五輪会場まで辿り 

つけない場合、数万人収容のスタジ 

アムがガラガラという“無観客試合” 

が発生するかもしれない。そうなれ 

ば観客の声援や拍手がまったくない、 

前代未聞の状況で競技や表彰式が 

行なわれることになる」 

(スポーツ紙五輪担当チーフ) 

 ◆観客数十万人が帰宅難民に  


 五輪期間中は、1日あたり約92万人、 

期間中に計1010万人以上の観客が 

国内外から訪れると予測されている。 


 それゆえ台風で大量の「帰宅難民」 

が発生する可能性がある。 

災害危機管理アドバイザーの 

和田隆昌氏が指摘する。  


 「飛行機や新幹線を使って観戦 

に来た遠方からの観客は、運行が 

再開されるまで東京で待機する 

しかない。関東近郊に住んでいる 

人も、台風の中を歩いて帰るわけ 

にはいきません。そうなると、 

1日数十万人単位の観客が“帰宅 

難民”になる可能性がある。寝泊ま 

りするために会場を開放するなど、 

非常事態への対応が求められるかも 

しれない」 


 【転載終了】 

 *********************** 

 

 相変わらず、不安定要素がある感じ 

ですね。

 

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000