外食チェーンに異常事態・・・?

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■外食チェーンに異常事態 

 増税前値下げでもう景気後退覚悟 

 公開日:2019/08/30  


 庶民の懐を直撃する10月の 

消費増税。 

実施後に財布のヒモが固くなる 

のは必至だ。 

そんな中、外食業界では、 

今から客離れを防ごうと値下げ 

ラッシュが起きている。  


 長崎ちゃんぽんのチェーン 

「リンガーハット」は今月1日 から、

ランチメニューに、 餃子5個とご飯、

スープと漬物で税抜き370円の

「格安セット」を投入。 

人気のちゃんぽんと餃子5個のセット

を700円から690円に 値下げした。 

他の外食チェーンでも増税前の値下げ

が相次いでいる。  


 ラーメンチェーンの「幸楽苑」は4月、

主力の中華そばを421円 から440円

に値上げしたものの、 みそラーメンと

塩ラーメンを 453円から440円に

値下げ。 

増税後も値段を据え置く方針だ。 

外食チェーン大手の「サイゼリヤ」は店内

商品の税込み価格を増税後も据え置く

“実質値下げ”を打ち出し た。 

「ケンタッキーフライドチキン」も主力商品

のオリジナルチキンを同じように実質値下げ

する。  


 消費税を5%から8%に引き上げた

2014年とは、状況がまったく逆だ。 

当時、牛丼チェーンの「吉野家」が牛丼並盛を

280円から300円 に値上げしたほか、

「モスバーガー」 が商品の9割を値上げして

話題となった。


 消費税率がアップするのに、 値下げするのは、

本来はあり得ない ことだ。 

仕入れ価格が上がるのに、売値を下げたら経営

を圧迫してしまうからである。


 ■消費者心理は11カ月連続で悪化 


 今回、増税前に“値下げラッシュ”が起きて

いるのはなぜなのか。 

外食ジャーナリストの中村芳平氏がこう言う。 


 「個人消費が落ち込んでいるため、外食産業

は厳しい状況に置かれています。消費増税に合わ

せて本来なら値上げしたいけれど、増税後に景気 

が悪化する可能性があるので、上げる自信がない

のです。大手居酒屋 チェーンの『鳥貴族』は17年

に全品一律280円から298円(いず れも税抜き)

に値上げした結果、客足が落ち込みましたからね。

どの チェーンも増税前に値下げをしておいて、

3~4カ月ぐらい増税後の様子を見ながら少しずつ

値段を上げてくると思います」 


 消費者と直接、対峙している外食 産業は、

10月以降の不況を覚悟して いるということだ。 


 内閣府がきのう(29日)発表した8月の

消費動向指数によると、消費者心理を示す

「消費者態度指数」は 前月比0・7ポイント減

の37・1。 11カ月連続で悪化している。  


 「外食産業の中でも居酒屋は、インバウンド

で客足を稼いでいる状況です。 

値下げをすることで、国内の客足をつなぎ留め

たいと考えているのでしょうが、値段を上げた

り下げたりすることが果たしてプラスかどうか。

消費者はよく見ているので、値段をうまく調整

しないと 客足は遠のくと思います」 (中村芳平氏) 


 日本は再びデフレ不況に突入して しまうの

ではないか。 


 【転載終了】

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 個人的には、「値下げして、値上げ」より、 

お値段据え置きの方がベターだと思うのです 

がね~? 


 多分、値下げしてから、消費税分2%上乗せ 

しての値上げなのでは?


 安さが売りの店は、いったん値上げすると、

取り貴族やいきなりステーキのように、客足が

ガタンと落ちます。

あの、ユニクロでさえ値上げしたら客足が遠のき

ましたからね。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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