日本の投票率の低さと税に対する意識の相関性・・・
永田町の裏を読む
【転載開始】
■納税するも・・・
日本の投票率の低さと税に対する意識の相関性
公開日:2019/09/05
学者やジャーナリストが数人
集まった席で
「なぜ日本では、これほどまでに
投票率が低いのか」という話に
なった。
ある学者は「学校教育の問題だ」
と言った。
「歴史の時間に近現代史をほとんど
教えないから、国民がボンヤリして
いると国がどれほど大きな過ちを犯す
かを知らない若者が多い」と。
それに対してジャーナリストの
ひとりは、
「いや、いくら『投票に行くのが大事
なんだ』と説教しても、現実の政治が
面白くなければ誰も興味を持たないの
は当たり前だ」と指摘した。
彼が言うには、イタリアの場合、
日本と同じ時期に似たような小選挙区
・比例代表並立制を取り入れ、
保守もリベラルもそれぞれに連立政権
を目指して政策協定を掲げ、首相候補
を立てて選挙を戦うので、ほぼ毎回の
ように政権交代が実現する。
いつもハラハラ、ドキドキだから、
投票率はずっと80%前後を維持して
いるという。
それに対して別の学者は、
「税への意識と関わるのではないか」
という問題を提起した。
スウェーデンを筆頭とする北欧の
高福祉国家や、中負担・中福祉といわ
れる中でも国民負担率の高いフランス
やドイツでも、総じて投票率は高い。
それは、所得の5割とか6割、場合に
よっては7割近くも税金や社会保険料
などで国に納めてしまうから、
それがキチンと自分たちの安心を将来
にわたって保障するように使われて
いるかどうかに強い関心がある。
それで、代理人として議員を選び、
政府を監視させ、よりよい政策・制度
を立案させて、自分たちのお金の行方
をとことん見極めようとする。
自分たちの税金の行方を決めるのが
投票であり、民主主義なのだという
能動的な意識が徹底しているから、
祈るような気持ちで投票する。
ところが日本では、「税金を取られる」
という言い方に象徴されるように、 税は
「お上に取られる」もの。
こちらがそう思っているから、
お上も「取ったもの」は自分のものだと
割り切って、イージス・アショアでも何でも
好きなように買って当たり前であるかに振る
舞う。
「これじゃあ民主主義は成り立たない。
我々は皆、納税者であるがゆえに有権者
なのだという成熟国家らしい市民感覚を
育てないと、どうにもならない」と、
その学者が言う。
さて、10月から消費税が上がり、
年間4.6兆円の新たな国民負担が始まる。
これをどういう意識で迎えるべきなのだろ
うか。
【転載終了】
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何をしたいのかわからない少数
野党が乱立していますよね。
旧民主党政権が誕生したように、
政権交代が可能な国にすること
が重要ですね。
日本国民は、民主国家絵の最後の
チャンスを潰してしまいましたね。
税については、世界でも1位、2位
を争うような重税国家という意識が
国民のに希薄ですね。
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