財務省また“インチキ統計”・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■財務省また“インチキ統計”
計算方法変更で設備投資「増」
公開日:2019/09/05
コッソリと統計手法を変更して、
「うまくいっている」ように見せ
るのは安倍政権の十八番だ。
これまでも毎月勤労統計の賃金偽装
やGDPカサ上げなどがあったが、
新たに法人企業統計の
「設備投資の伸び率」でもインチキ
が発覚した。
従来方法ならマイナスになるはずが、
プラスに転じていたのだ。
消費増税前の突然の計算方法変更は
あまりに不自然だ。
◇ ◇ ◇
問題の統計は、財務省が2日に発表
した今年4~6月期の設備投資の推移
(季節調整済み前期比)。
製造業が4・3%減と振るわなかった
ものの、非製造業が4・7%増で、
トータルでは1・5%増と辛うじて
プラスに浮上している。
ところが、注釈には
〈設備投資はソフトウェアを含む〉と
記してあるが、前期(1―3月)まで
は〈ソフトウェアを除く〉となっている。
財務省に聞いた。
「季節調整で統計を均一化するため
にはデータの蓄積が必要です。ソフト
ウエアを含む設備投資のデータは
2001年から取っており、十分な
データが揃ったので、今回から変更
しました」
(財務総合政策研究所調査統計部の
担当者)
しかし、報道発表資料には今回から
変更された旨の記載はなく、統計の
プロか、設備投資オタクでない限り、
気がつかない。
せめて、従来手法での数値があれば
いいが、報道発表資料 にはなく、
虫眼鏡でしか読めないような元データ
をあたるとようやく見つかった。
その数値を見て驚いた。
ソフトウエアを除く従来手法だと、
非製造業の設備投資は0・1%増に
とどまり、トータルでは1・6%減
とマイナスだったのだ。
10月の消費増税の1カ月前に公表
される経済統計には、誰もが敏感に
なっている。
マイナスが露呈すれば、増税のブレーキ
になりかねない。
財務省は、わざとこのタイミングで統計
手法を変更し、マイナスを隠したのでは
ないか――。
この点を問うと、
「そのような意図は全くありません。報道
発表資料の記載項目含め、公表方法は次回
から改善できるか検討 したい」
(前出の担当者)と回答した。
次回7~9月期の発表は消費増税後。
それなら“正直ベース”でもいいということか。
経済評論家の斎藤満氏が言う。
「2001年からデータを蓄積している
のであれば、昨年や一昨年でも統計方法を
変更できたはず。また、誤解を招かないため
に、消費増税後に変更する こともできたはず
です。変更したことの 説明も不十分で、悪い
数字を出したくないから、このタイミングで
コッソリ 変更したとみられても仕方がありま
せん。 統計を小細工して、数字をよく見せ
ようとする安倍政権の体質は一向に変わって
いないということです」
毎勤統計では、安倍首相が掲げた3%
賃上げの「2018年官製春闘」に向けて、
厚労省は密かに「補正処理」を行い、
賃金額をカサ上げした。
15年に安倍が「GDP600兆円」を打ち
出すと、内閣府は「その他」項目を使い、
上振れするよう計算方法を変更 している。
安倍政権が倒れない限り、統計のインチキ
は連綿と続く。
【転載終了】
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国民を欺く事しかできない立法・行政。
権力の犯罪は見ないふりの司法。
国が崩壊するのは時間の問題ですね。
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