日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■黒田日銀マイナス金利拡大で・・・
いよいよ預金者にツケが回る
公開日:2019/09/09
「マイナス金利 深掘り選択肢」―。
日本経済新聞(7日付)が1面トップ
で報じた黒田日銀総裁のインタビュー
が波紋を呼んでいる。
黒田総裁は現在、マイナス0・1%
となっている短期政策金利について
「深掘りは従来から示している4つの
オプションに必ず入っている」と、
マイナス金利の深掘りが選択肢にある
と認めた。
日銀は7月の金融政策決定会合の
声明文でも、
「躊躇なく追加緩和措置を講じる」
と宣言している。
マイナス金利をさらに拡大するつもり
のようだ。
それにしても、この時期になぜ、
黒田総裁はインタビューに応じたのか。
経済評論家の斎藤満氏はこう言う。
「円高を阻止するためでしょう。
7月に利下げした米FRBは、
年内に再利下げするとみられていま
す。さらに欧州中央銀行(ECB)
も9月中に利下げに踏み切る可能性
が高い。ドルとユーロの金利が下が
ったら、理屈上、円高になります。
このタイミングで“マイナス金利の
深掘りは選択肢”と発言したのは、
円高は阻止する、というメッセージ
でしょう。実際、円高を食い止める
ために、マイナス金利を拡大させる
可能性はあると思います」
■「口座維持手数料」「通帳発行手数料」も
しかし、マイナス金利の導入に
よって、今でも金融機関は収益悪化
に苦しんでいる。
運用が難しくなっているからだ。
これ以上、マイナス金利が拡大
したら、銀行は預金者にツケを
回さざるを得なくなるとみられて
いる。
「もう一段、マイナス金利が拡大
したら、今でも青息吐息の金融機関
は、やむを得ず、預金者に負担を
求めざるを得なくなる可能性があり
ます。たとえば、預金者に対して
“口座維持手数料”を課したり、新規
の預金者には“通帳発行手数料”を
求めることが考えられます。ATM
利用の手数料を取ることもあり得ま
す。直接、預金者に負担を求めなく
ても、コストを減らすために、店舗
やATMを減らすなど、結果的に
預金者に不便を強いることもあり
得るでしょう。日銀は“円高”を怖が
り、マイナス金利の拡大を考えて
いるのでしょうが、円高は物価が
下がるなど庶民にはプラスもある。
これ以上、金融機関と預金者に負担
を押しつけるよりも、円高を前提に
して金融政策を進めることも考える
べきです」(斎藤満氏=前出)
6年続けている黒田日銀の
「異次元緩和」は、完全に行き
詰まっている。
【転載終了】
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>“口座維持手数料”を課したり、
新規の預金者には“通帳発行手数料”
を求めることが考えられます。
ATM利用の手数料を取ることも
あり得ます。
そんなをしたら、預金者はすぐ
に預金をよそに移してしまいます。
地方銀行は、ただでさえ苦しい
のに・・・
こうなってくると、昔言われて
いた、「気狂いに刃物」という
形容になってしまいますね。
華々しい経歴の持ち主なのに、
安倍晋三に関わったばかりに、
晩節を汚す結果になってしまい
ましたね。
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