「日産株」はどこまで下がる?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■西川社長の報酬不正で底なし
「日産株」はどこまで下がる?
公開日:2019/09/11
日産自動車はどうなるのか――。
株式市場でも、西川広人社長の報酬
不正受領が最大の関心事になってきた。
「ここへきて西川社長は辞意を固め
たようですが、問題が発覚した当初は
続投をにおわせていました。ゴーン前
会長の不正をあれほど追及してきたの
に、自らの不正はウヤムヤで済まそう
としていた。次期社長が誰になるかも
不透明です。日産の混乱は長引くで
しょう」(市場関係者)
日産の株価は8月29日、7月度の
グローバル販売台数が前年同月比
7・8%減と11カ月連続でマイナス
に陥ったことで年初来安値を更新。
635・1円まで売り込まれた。
「ただ、悪材料は出尽くしたという
見方も広がり、株価は持ち直し気味
だったのです。ところが、西川社長の
報酬不正受領で日産の信用は再び失墜。
下落に転じました」
(前出の市場関係者)
9日は672・5円で引けたが、
この先が心配だという。
どこまで落ちるか……。
株式評論家の倉多慎之助氏は指摘
する。
「日産の10年来安値は2010年に
つけた600円です。その水準までの
落ち込みは覚悟すべきでしょう」
市場には「半値8掛け2割引き」と
いう相場ジンクスがある。
問題企業の株価はまず半値になり、
次にそこから8割の水準まで下がる。
さらに2割程度は下落するというこ とだ。
株価100円だったら、50円(半値)
→40円(8掛け)→32円(2割引き)
となる。
日産の10年来高値は1350円
(15年6月)。
その半値は675円なので、すでに
「半値」まで下落している。
そうなると、「8掛け」「2割引き」
が視野に入る。
「8掛けは540円です。10年
来安値の600円を下回ると、今度
は540円がメドになります」
(倉多慎之助氏)
日産は配当利回りの高い銘柄
(1株当たり40円=20年3月期
会社予想)として知られる。
6日終値ベースで5・9%だ。
株価が下がると利回りは上昇し、
540円だと7・4%。東証1部上場
のトップ3に入る高配当利回り株になる。
「そこまで下落したら配当狙いの
『買い』が株価を下支えする可能性
は高いといえます。何しろ親会社
ルノーは、日産の配当金を当てにして
いますから、大胆な減配は考えにくい。
個人投資家がそう考えても不思議はあ
りません」(倉多慎之助氏)
ちなみに「8掛け」の先にある
「2割引き」は432円。
事と次第によっては……。
【転載終了】
*************************
不正で会長を追い出したが、追い出し
た張本人の社長が同じことをやっていた
となると、印象は極めて悪いですよね。
当初の辞任しいないなどとの選択など
ないですよね。
今回は、日産株を買っていいものか?
業績が良ければですが、微妙ですね。
0コメント