「ボルトン失脚」で日本が陥る“最悪の事態”・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■北の核容認か・・・
「ボルトン失脚」で日本が陥る“最悪の事態”
公開日:2019/09/13
米国と北朝鮮。
こういうのを「ウィンウィン」と
呼ぶのだろうか――。
トランプ大統領によるボルトン
補佐官解任のことだ。
ボルトンは北朝鮮への先制攻撃
を主張する強硬派として知られ、
北は「人間のくず」「戦争狂」と
非難していた。
そのボルトンが10日解任された。
トランプは
「私は彼の進言の多くに強く反対
してきた。政権内の他の人々も
そうだ」と説明している。
ボルトンの強硬路線と決別したと
いうことだろう。
北朝鮮が大喜びしているのは間違
いない。
注目は前日(9日)の動きだ。
北の崔善姫第1外務次官が
「9月下旬ごろ米国側と向き合い、
これまで我々が論議してきた問題
を包括的に討議する用意がある」
と非核化協議を再開する意向を
表明したのである。
ボルトンが更迭される前日という
タイミングの良さをどう解釈すれ
ばいいのか。
■水面下で交渉か
「北朝鮮と米国でボルトン解任
について話し合っていたのは間違
いないと思われます」と分析する
のは北朝鮮事情に詳しい大阪経済
大教授の黒坂真氏(経済学)だ。
「北はかなり前から米国に、
ボルトン氏を政権から外して欲しい
と要求していました。ここにきて
トランプ大統領がその要請を受け
入れたのは大統領選の前に外交成果
を得るためでしょう。おそらく米国
政府が北と水面下で交渉を続け、
ボルトン解任という条件をのんだ。
そこで崔善姫外務次官が非核化協議
の再開を発表。翌日、トランプ氏が
ボルトン解任を発表する筋書きに
なったと思われます。
この先、北が長距離ミサイルを
凍結する方向で話し合いが進む。
これでトランプ氏の支持率が高ま
ります。一方、金正恩委員長は
『戦争狂』のボルトンを失脚させ
たため国内に成果を示すことがで
きる。朝鮮労働党は『100戦
100勝の素晴らしい外交術』と
持ち上げるはずです。ボルトン解任
はトランプ、金正恩委員長の双方に
メリット十分なのです」
強硬派のボルトンがいなくなった
ことで、米国に届く北朝鮮の長距離
ミサイルは凍結させるものの中距離
ミサイルの保持は容認し、さらに
新しく核爆弾は造らせないが、すで
に保有しているものは認めるという
ことになりかねない。
そうなったら日本にとって最悪の
事態だ。
【転載終了】
************************
[モスクワ 10日 ロイター]
- ロシア外務省は10日、朝鮮半島
の緊張緩和のため、米国と韓国を
交えた5カ国協議が必要だとの認識
でロシア、中国、北朝鮮が一致した
ことを明らかにした。
ここでも、日本は蚊帳の外であり、
安倍外交って何だったんでしょうね?
結局、世界がまともに相手をして
いなかったということでしょうか?
6兆円もバラ撒いたのに・・・
ポエム演説などしているときでは
ないですね。
0コメント