もはや政治ではない・・・すべてを諦めた社会!
日刊スポーツ
【転載開始】
■もはや政治ではない・・・
すべてを諦めた社会
2019年9月18日
★閣僚の顔ぶれを見ても、千葉県を
中心とした台風災害の対応を見ても、
この内閣の水準の低さを感じること
が多い。自民党はいつから国民の
気持ちを第一に考えなくなったの
だろうか。さまざまなスキャンダル
を内閣の一員が起こしても説明しな
い、混乱をわびるだけで本質につい
ては謝罪せず、貫き通す姿勢を誰も
咎(とが)めなくなった。簡単に
辞任させず内閣改造で交代させる
手法をとるなど、責任の所在をあい
まいにさせる政治を実践してきた
結果だろう。
★それは首相・安倍晋三の口癖でも
ある「責任は私にある。任命責任を
含めて私にある」としながら、その
恥ずかしい現実を聞き流すように
なったからだ。森友・加計学園疑惑
の関与者たちは、ほとぼりを冷ます
ように入閣するなど復権し、議事録
を残さないという方針を固めて事実
関係はすべて闇の中だ。骨のある閣僚
はいないのかと探せば「所管外」を
繰り返し、すべてはあいまいな政治を
突き進める。
★安全保障を声高に叫ぶものの、政権
の言う安全保障は軍事的要因のこと
ばかり。子どもの7人に1人が貧困と
いう数字が抱える問題や、食品や作物
の安全はなかなか優先されはしない。
だが、国民は怒りの矛先を政権には
向けない。選挙ではその矛盾に気付い
た有権者が与党議員を落選に追い込む
が、野党に期待が募るからでもない。
いずれの政治家も国民から見れば物足り
ない、優先順位も違っている。以前の
与野党の政治家には威厳と緊張感が
あったが、正義感と庶民感覚がなく
なったと言えまいか。まもなく消費税
がアップするが、数カ月の軽減策は複雑
すぎて怒る気も起きない。すると財務相
らは「増税前の駆け込み需要はない。
だから反動減もない」と何も問題はない
との認識だ。さびたアンテナで政治を
進める、それを批判する者もいない。
これは政治ではない。すべてをあきらめ
た社会ではないか。(K)※敬称略
【転載終了】
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「任命責任云々・・・」というだけで、
全く責任を取ったことのない政権。
確かに、若者には「日本をあきらめた」
と いう雰囲気がありますかねか?
学生はアンケートでは、日本の未来に
希望がないとありましたからね。
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