中国・北朝鮮・イランとの衝突はすべてシナリオ通り!
MONEY VOICE
【転載開始】
トランプ、実は戦争回避に全力。
中国・北朝鮮・イランとの衝突は
すべてシナリオ通り 2019年9月26日
※抜粋。
日本と中国の横やりに激怒?
トランプはすべて1対1で解決したい
■ボルトン補佐官「電撃解任」の裏側
米国がかなり苦しくなってきたよう
です。
来年の大統領選挙をにらみつつ、
人事も動かしてきました。
トランプ大統領は、ボルトン大統領
補佐官(国家安全保障担当)を更迭
しました。
トランプ大統領は「ボルトン氏の多く
の提案について意見が異なった」とし、
「彼の任務はホワイトハウスで不要に
なった」としました
(編注:トランプ大統領は18日、解任
したボルトン氏の後任として、国務省
のロバート・オブライエン人質問題担当
特使を指名しています)。
トランプ大統領は9日にボルトン氏に
更迭を通告したといいます。
トランプ大統領と強硬派のボルトン氏は、
北朝鮮やイランとの対話やアフガニスタン
からの米軍撤退などをめぐって意見対立
が表面化していたことはよく知られていま
した。
ボルトン氏は、ブッシュ(子)政権で
国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)、
国連大使を歴任しました。
世界的にも強硬派で知られていました。
トランプ政権下ではマクマスター前補佐官
の辞任に伴い、18年4月に補佐官に就任
しました。
しかし、私はこのときに「なぜここで
ボルトン氏なのか」と思いました。
トランプ政権の裏側にある実際の外交政策
とは相いれないことを知っていたからです。
一時的に強硬派を取り込むことで、
対内的・対外的に圧力をかけようとした
のかもしれません。
しかし、ボルトン氏の基本的な考えを変え
ることはできませんでした。
結果的に、トランプ大統領は切るしか選択肢
がなくなったということでしょう。
もともと、ボルトン氏とポンペオ国務長官
の確執が深刻化していました。
ポンペオ氏はトランプ大統領のお気に入り
です。
CIA長官時代に国務長官をさておいて、
裏で何度も北朝鮮を訪問し、首脳会談の結び
付けた実績がきわめて高く評価されています。
したがって、扱いが全く違います。
<中略>
■トランプは戦争回避を前提に動いている
いずれにしても、トランプ大統領は戦争回避
を前提に動いています。
これは対イラン、北朝鮮などでも同じです。
これまでも当メルマガで指摘してきた通りで、
その姿勢は最近になってますます明確になって
きています。
そうなれば、ボルトン氏の存在は邪魔でしか
ありません。
また、戦争回避の動きの背景には、やはり
戦費の問題は大きいといえます。
これだけ財政赤字が拡大している中、
これ以上の戦費拡大は危険と判断していると
いえます。
また、そもそも、米国が昔のように世界の
警察の役割を担い、あらゆる地域に首を
突っ込んで、その国の国民から批判される
のにもかなり疲れたというのもあるでしょう。
時代は変わったということです。
いまは交渉で外交の解決をする時代になった
ということです。
その意味では、これまでとは違う観点から
「地政学的リスク」を考えていく必要が
あるということです。
とはいえ、やはり米国が世界の中心である
ことに変わりありません。
<中略>
■米朝外交のいざこざはすべて演出
2月末にハノイで行われた2回目の米朝
首脳会談では、すべての核兵器や核施設
の廃棄を迫る米国に対し、国連制裁解除
など段階的非核化を求めた北朝鮮が対立
し、物別れに終わったことになっています。
しかし、この場に何かを決めるとか、
話し合うことにはそもそもなっていません
でしたので、両者はただ旅行に来ただけと
いうのが実態です。
6月末の板門店での3回目の首脳会談は
電撃的でしたが、これも演出の範囲内です。
当時は「2〜3週間以内」の実務協議再開
で合意しましたが、そもそもそんなに早く
できるわけがありません。
それをまともに報じて、
「やはり米朝問題は難しい」などと報じて
いるマスコミなどは、いろいろな事情が
あるのでしょう。
そろそろわかってもよい頃なのですが。
一方で、米政府は、北朝鮮が海上で物資
を積み替える「瀬取り」に関与したとして、
台湾・香港の船舶会社3企業と同社幹部ら
2人を制裁対象に指定しています。
これはこれで、一応やっておくということ
なのでしょう。
看過すれば、世界の目が疑いをかけてきます。
ですので、そのような事実があれば、それは
それで制裁をしておくしかないわけです。
このように、北朝鮮ネタは、出てくるたび
に騒がれますが、先は見えてきています。
ミサイル発射も含め、一喜一憂する必要は
ないでしょう。
■米ロ問題はただの茶番。軍需ビジネスで
儲けたいだけ
一方、米ロ問題は少し状況が違います。
ロシアのプーチン大統領は、地上発射型
中距離ミサイルの製造に着手する方針を表明
しています。
一方で、米政府による日本や韓国への
ミサイル配備に向けた動きに懸念を表明し、
軍拡競争をエスカレートさせないよう米国側
に促したものの、米国側から反応はなかった
としています。
しかし、両国には阿吽の呼吸があります。
いまや、大国同士の軍事衝突はありません。
あくまで「軍需ビジネス」のためにやって
いるようなものです。
軍需ビジネスは金額が張りますので、
大国にとっては重要な資金源です。
米ロが先行しているのがわかるでしょう。
大国がみずから軍事設備を増強すれば、
他国も同じようにそうします。
そうすれば、軍事設備がたくさん売れます。
非常に面白い構図です。
■交渉上手なプーチン大統領
プーチン大統領は、米ロの中距離核戦力
(INF)廃棄条約が前月失効したことを
踏まえ、これまで同条約で開発や製造が
禁止されてきたミサイルについて
「無論製造する」としています。
しかし、米国が先行してミサイルを配備
しない限り、ロシアがミサイル配備に動く
ことはないとしています。
<中略>
■プーチン大統領にもてあそばれる安倍首相
さて、安倍首相はロシア極東ウラジオ
ストクでプーチン大統領と会談しました。
ロシア側の強硬な姿勢により平和条約
締結交渉が行き詰まる中、北方領土問題
の決着に向けて道筋を見いだせるかが
焦点でした。
両氏の首脳会談は通算27回目でしたが、
結果的に予想された通り、何もありま
せんでした。
安倍首相もなんとか交渉を進めよう
と必死でしたが、プーチン大統領が一枚
も二枚も上手でした。
両首脳は昨年11月に、平和条約締結後
に歯舞群島、色丹島を引き渡すと定めた
1956年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を
加速させることで一致しました。
その後、両国外相を責任者として協議
を重ねてきました。
しかし、北方領土に関する歴史認識や
主権に関して立場の隔たりが埋まらず、
当初は大筋合意を想定した前回6月の
会談は交渉継続の確認にとどまってい
ます。
この問題はおそらく、なかなか解決
しないでしょう。
そもそも、日米の関係がある以上、
ロシアがこの問題で折れることはない
でしょう。
安倍首相は事実上の「2島返還」に舵を
切っていますが、それでもすべてを完全
に取り込みたいプーチン大統領からす
れば、安倍首相の目論見は見え見え
です。
安倍首相はプーチン大統領との
「信頼関係」を基に、意見交換を通じて
局面を打開したい考えのようですが、
それは外交では通用しません。
結局は、返還されずにロシアに実効
支配されることになりそうです。
【転載終了】
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ボルトンは、戦争屋の表の顔であり、
トランプが切るのは当然なのかも。
この記事の内容は、「桜井ジャーナル」や
「田中宇の国際ニュース解説」で以前から
配信されている内容ですね。
大国エゴではないですが、元々、慣れ合い
のヤラセと言われています。
まあ、中東も朝鮮半島も武器を売るための
ヤラセです。昔から。
その中で、各国にいいように利用されて
いるのが、安倍晋三君です。
情けない話ですが。
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