幼保無償化で保育士が余計に足りない問題・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■平均年収323万円 幼保無償化で 

 保育士が余計に足りない問題 

 公開日:2019/10/04  


 消費増税がスタートした同じ日、 

子育て世帯の家計負担を減らす 

「幼児教育・保育の無償化」も 

始まった。 

すべての3~5歳児と住民税 

非課税世帯の0~2歳児が対象で、 

幼稚園(延長保育を併用)は 

月額最大3.7万円まで無料になる。 


 子を持つ親にとっては大助かり 

だが、浮いたお金はどこへ向かう 

のか。 

シッター大手「スマートシッター」 

のアンケートによると、「貯金」 

が約4割で最も多く、 

「子供の習い事」が3割で続いた。  


 「無償化後の女性の就業意欲を 

聞いたところ、フルタイム勤務を 

する人は13%で、パートも含め 

た働く意向を持つ人は全体の26% 

でした。これを機に女性の仕事復帰

も進む可能性はあります。また手前

味噌になりますが、当社の シッター

は保育士などのほか、 看護師の資格

がある人もいます。 保育所や幼稚園

は、お子さんが 病気になると急に呼び

出されたり しますが、うまくシッター

を活用 される方もいます。もちろん、 

シッターも今回の無償化の対象 です」

(同社広報室)  


 ただし、幼保無償化によって新た 

に浮上してきたのが、 

「保育士が余計に足りない」問題だ。 


 保育士の有効求人倍率は、昨年末 

時点で全国平均3.2倍、東京は 

6.4倍にまで高まっている。 

というのも、保育士の平均勤続年数 

は約8年、最も短い佐賀県では 

約4年しかない。 

出産を機に保育士が保育所への入所 

を断られ、退職していくケースも 

ある。 

そこで国は保育士の子の優先入所も

始めたが、札幌市では認可施設 の

4割が保育士不足から定員割れを

起こしている状況だ。 


 保育士の平均給与は2015年 

実績で年323万円。 

仕事の重要度の割に低賃金で、 

長期間勤務や劣悪な労働環境も 

指摘される。 

無償化によって園児が増えれば、 

またこれの悪循環。 

次は保育士さんの待遇を上げて 

やりたい。


 【転載終了】

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 結局この辺がネックとなって 

人口減少に歯止めがかからない 

のかも知れませんね。 


 基本、受け入れ側の対応力を 

考えないで選挙の目玉公約を装う 

からこのような状況になってしま 

うのでしょう。  


 介護然り、まったく対策を打た 

ないから、特養待機者が37万人 

にもなってしまうのでしょう。 


 戦後70有余年も自民政治は 

何もやっていなかったということ 

でしょう。利権漁りだけですね。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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