実家の整理はこうやって失敗する・・・

 Business Journal 


 【転載開始】


 ■実家の整理はこうやって失敗する・・・ 

不用品の処分がスイスイ進む「段取り」

マニュアル 


 夏休み、そして秋の連休が終わりまし 

たね。 

連休は実家に帰られた方もいらっしゃる 

のではないでしょうか。 

次の帰省は年末年始でしょうか。  


 連休明けには「実家の整理、いつか 

しなければと思うのですが……」など 

というお話をよく耳にします。 

夏は暑くて整理作業は大変過ぎるという 

ことで、年末に先送り、そして年末は 

なんだかバタバタと年越しの準備をして 

いたら、新年になっていてそのまま帰る。 

ということの繰り返しになっていませ 

んか?  


 物が置ける場所があると、ついつい 

「そのままでいいかな」と思ってしまう 

感覚になりますよね。 


 「使わない物」なのに、スペースが 

あれば捨てる必要はない、と感じるのは 

なぜでしょうね。 

「使わないのに使える物だから」という 

ことであれば、すでに使っていないの 

ですから、使えても「不要な物」ですね。 

自分にとって「不要な物」です。

 実家でよく見かける光景といえば、 

押入れには使わない布団がびっしり、 

食器棚も何年も使っていない食器で 

いっぱい――、などです。 

洋服や昔の思い出の品も、たくさんあり 

ます。 

押入れや収納スペースいっぱいに物が 

「ぴったり」入っていると、なぜか 

安心してしまいます。 


 隙間があれば、何か物を入れてしまい 

がちです。 

「スペースが空いていたら、そのままに 

しておく」という感覚になかなかなれ 

ません。 

収納としてはいっぱいに物が詰め込ま 

れるよりは、空間ができたほうが 

「物が取り出しやすい」

 「何が入っているのか一目でわかる」 

という良い点ばかりです。 

しかし、収納スペースに何も収納しない 

ということは、多くの人にとってとても 

難しいようです。


 ■なぜ整理がしんどいか 


 しかし、その収納スペースに入れっぱ 

なしの物は今後どうなるのでしょうか? 


 「いつか」「誰かが」、判断してくれる 

だろうと考えがちですが、それは「判断」 

から逃げていることになります。 

「整理する」という作業は「判断」の連続 

なので、とても疲れます。 

ひとつの物に対して「使うか」「使わないか」 

「使わないけど捨てられない」 

「いつか使うかもしれない」などと、 

細かい一つひとつのことに対して判断を 

下していく必要があります。 

それを経験上体験して知っているから

こそ、 「整理」は「しんどい」となります。 

しかし、その「判断」が「整理すること」 

と気づく人は少ないですね。 

そうです、整理は「しんどい」のです。 

もやっとした物を取り除いていく作業に 

なります。 


 そして、自分で収集したはずの物ほど 

難易度が上がりますね。 

自分は正しいと思って手に入れた物です。 

それを手放すというのは、なんだか 

間違った買い物をしたような気分になって 

しまうからでしょう。

でも、誰しも間違う ことはあります。 

自分の意思で買ったからといって、すべて 

必要な物とは限りません。 

たまには買い物に失敗します。 

好きで手に入れたはずの物を、本当は不要 

だとわかっているけれど手放せない。 

そして手放すかどうか判断することに疲れ 

るという、とても不思議なサイクルです。  


 実家に親が住んでいる場合、言葉に甘え 

ていろんな物を置いたり、送ったりして 

いませんか?  

「実家は物置」ではありません。 

また空き家だからといって倉庫代わりに 

使っても、“保管癖”がついて物が溜まって 

いくばかりです。 


 「判断」を先送りにせず、なんとか 

今年こそ、動いてみてはいかがでしょう 

か。


 整理をする必要性のひとつとして、 

住居内でのケガがあります。 

高齢者のケガは自宅での「つまずき」 

が一番の原因です、そこから体力が 

低下していきます。 

安全に暮らすには、家の中での障害物 

を減らす必要があります。 

そのためには、収納できるはずの物は 

収納し、足元にスムーズに歩ける空間 

が必要です。 

まったく開けていない押入れや収納 

スペースの整理が必要です。 


 ■実際にどこから手をつけて整理して 

 いくべきか 


  整理の際には「どこから手をつけたら 

良いかわかりません」ということはよく 

あります。 実家はまさしく、整理する箇所

がたく さんありますので難しいところです。 

一気に整理をしようとするのではなく、 

まずは押入れや収納スペースなど、 

収納機能がある部分から進めていきます。  


 整理の前に大切なことは、不用品の 

処分方法の確認です。 せっかく不用品を

まとめられたのに、 すぐに処分できずに

家の中や庭で一時 保管してしまうと、

続きの整理がうまく進まなくなります。 

そして、必ずそのまま放置されてしまい 

ます。 

整理する際には、最後のゴールである 

不用品を処分するところまで決めてから 

動きだします。


 整理する際に「まず物を全部出す」と 

いうのがお決まり事ですが、実家の整理 

ではその方法はとりません。

整理する 場所をざっと見渡してみます。 

そして目につく物から順に確認していき 


ます「これは使っていないね」 

「これはもう不要かな」と思った物を 

取り出し、そのまま不用品へとまとめて 

いきます。 

「全部出して」という整理より、目に 

ついた「大物」から順に手放していく 

方法がおすすめです。 


  もう年末が見えてきましたね。 

年末に実家に帰って、「お片付けで親孝行」 

してはいかがでしょうか。 

もしくは、少し先延ばしにしてきた「判断」 

を一歩進めることで、新しい動きや発見が 

あるかもしれません。 

 (文=小林朗子/整理収納コンサルタント) 


 【転載終了】

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 今は、長男でも自立して家を建てる 

のが普通ですよね。 


  ご近所でご両親が亡くなり、家の整理 

をしているところを見ていると、ほぼ 一年

くらいかかるようですね。


  私たちも、空き家予備軍の我が家を

 両親の承諾を受け、整理(断捨離)を 

進め始めました。  


 昔は、祝い事など家で執り行うのが 

普通でしたので、食器など30個くらい 

づつ揃っています。 


  手始めに、自分たちの着ない洋服など 

を整理し、洋服ダンスを一つ壊して処理 

することができました。 

息子たちの預かりものも選別してもらい、 

それも処分したら物置化していた私の 

部屋もスッキリ。  


 後は、両親の持ち物で不要なものを 

選別してもらい、少しずつ処分して 

いこうと思います。 


 何しろ、空き家予備軍が二軒なので、 

今からやっていかないと大変な作業に 

なってしまいますから。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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