自民改選議員を“常習”招待 「桜を見る会」で48人違法当選か!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■自民改選議員を“常習”招待
「桜を見る会」で48人違法当選か
公開日:2019/11/20
当選するための“買収”にしか見え
ない――。
今年7月の参院選で改選を迎える
自民党議員を特別扱いし、
4月開催の「桜を見る会」の招待枠
を知らせた「案内状」が発覚した。
参院選は、自公が改選過半数を
上回り勝利したが、税金を使った
公的行事を選挙運動に利用していた
のだ。
◇ ◇ ◇
「桜を見る会のお知らせ」と題した
案内状は今年1月31日付で、
参院自民事務局が発信した。
〈内閣主催による「桜を見る会」が、
下記の通り開催されることになり、
一般の方(友人、知人、後援会等)を、
4組までご招待いただけます〉
「功績、功労」と関係なく招待者を
集めている様子がよく分かるが、
驚いたのは宛先だ。
「平成31年改選議員各位」となって
いる。
7月の参院選を控えた改選議員に
とって、直前の「桜を見る会」に
有権者を招待すれば、格好のアピール
になる。
「組」という表現から、グループで
招待者を呼べそうだ。
1組2人と少なく見積もっても、
議員1人当たり8人の枠。
自民党の改選議員は66人だったので、
500人以上が招待された可能性がある。
有権者にタダ飯、タダ酒を振る舞えば
一発アウト。
公選法違反にあたる行為を税金で賄う
とは異常な感覚だが、 世耕弘成参院幹事長は
19日の会見で 事実関係を認め、
「改選をもって引退される議員もたくさん
いるので、(非改選議員より) 慣例的に
多く割り当てていた」と“常習” を白状した。
■専門家は「財政法に反する」と指摘
政治資金に詳しい神戸学院大教授の
上脇博之氏が言う。
「後援会関係の招待は、党員、支持者
の拡大が狙いなのに対し、改選議員の
招待は、明らかに来る選挙を意識した
ものです。極めて露骨で悪質だと思い
ます。自民党は、事実上の買収効果を
期待した結果、改選議員に一定の招待枠
を確保したのではないか。『功績 功労』
という本来の趣旨から逸脱しており、
予算の目的外支出を禁じた財政法違反に
あたる可能性大です」
2012年12月末の安倍政権発足後、
国政選挙は5回実施された。
選挙が近づくと「桜を見る会」の招待枠
を悪用し、自民党は血税を使った事実上
の選挙運動をしていたのではないか――。
自民党に取材を申し込むと、
「首相主催の行事なので党本部としては
関与していません」(幹事長室)と答えた。
7月の参院選で、自民は57議席を獲得。
新人・元職9人を除いた48人が
「桜を見る会」のおかげでサクラが咲いた
可能性がある。
“当選の正当性”が問われる問題だ。
【転載終了】
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この政権で不正がないことって
ありましたかね?
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