「桜の会」名簿廃棄 “順番待ち”シュレッダーに驚きの実力!

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■「桜の会」名簿廃棄 “順番待ち” 

 シュレッダーに驚きの実力 

 公開日:2019/11/22 


 内閣府が、今年の「桜を見る会」 

招待者名簿を廃棄した時期が物議を 

醸している。 

共産党の宮本徹衆院議員が質問準備 

のため、会に関連する資料を要求した 

のと同日。 

ドンピシャ過ぎるタイミングは証拠 

隠滅にしか見えないが、内閣府は 

国会で「シュレッダーの順番待ち」 

答弁で言い逃れ。 

しかし、そうは問屋が卸さない。 

日刊ゲンダイの調べで内閣府の 

キテレツ答弁はやっぱり、ほとんど 

嘘だったことが分かった。 


   ◇   ◇   ◇ 


 名簿の扱いについて政府は 

「会終了後、遅滞なく廃棄」と説明 

してきたが、今年の開催は4月13日 

だったのに、廃棄は宮本議員が資料 

要求した5月9日。 

この点を20日の衆院内閣委で問われ 

た大塚幸寛官房長は、こう奇妙な理屈 

を展開した。 


 「かなり廃棄の分量が多いものです 

から、連休前から通常の事務室にある 

シュレッダーではなく、もっと大型の 

シュレッダーを使おうとしたところ、 

各局の使用が重なってしまい、もろ 

もろの調整した結果、あの……連休 

明けになった」  


 つまり、大型シュレッダーの順番 

待ちのため、名簿廃棄は先延ばし。 

資料要求と重なったのは“たまたま” 

ということ。 

ただ、電子データも同じ日に廃棄して 

いるから、いかにも苦しい言い訳だ。 

あまりのキテレツ答弁に、 

「シュレッダー」というワードが 

ツイッターでトレンド入りするほど 

の大炎上ぶり。 


  内閣府によると、当の大型シュレッダー 

は、事務機器製造販売「ナカバヤシ」社製 

の「NSC-7510markⅣ」。 

幅3.2メートル、高さ1.5メートル、奥行き 

1.7メートルと、かなりのサイズだ。 

数年前から国会近くの本府庁舎地下1階の 

「シュレッダー室」に1台だけ設置。 

一方、大型とは別に、各課の事務室には 

小型シュレッダーが複数台ある。  


 ナカバヤシ側は本体価格などを非公表と 

したが、内閣府は年間のリース料を 

86万8902円と明かした。 


「各課の職員が同時に大量の資料を裁断

する場合、シュレッダー室が混雑する

ケースが ある」(内閣府会計課)という。 

シュレッダー室の前が職員で混雑し、 

“長蛇の列”をなすほど常に大量の公文書

を廃棄しているのなら、それはそれで

大問題 だ。


 ■1時間に約11万枚も裁断可能 


 いずれにせよ、10連休を挟んだとはいえ、 

会終了後の平日の12日間、 ずっと混雑して

いたとは、にわかには信じがたい。 

問題の大型シュレッダーは、一瞬で大量の 

書類を裁断できるからだ。  


 ナカバヤシ社のHPに掲載されているの 

は、内閣府設置の大型シュレッダーとは 

品番違いの「NSC-7510markⅢ」だが、 

「両者とも性能は同等」(同社広報担当者)

 という。

HPによると、最大約1000枚もの 一括投入

が可能で、最大処理能力は1時間 当たり

550キログラム。 

A4用紙は1枚5グラム程度で、単純計算だと

1時間に約11万枚も裁断できる。 

超が付く高性能機種なのだ。 


  これだけハイスペックなのに本当に 

「順番待ち」など起こるのか。 

前出の広報担当者は「答弁の中身については

 評価できる立場にはない」と前置きした上で、

 こう明かした。  


 「一般的なシュレッダーは容量がいっぱい 

になると内部のゴミ袋を手動で取り換える 

必要がありますが、markⅢとⅣにはそう 

いった手間は必要ありません。排出ボタンを 

押すだけで、紙片ゴミが圧縮梱包された状態 

で自動的に排出されるシステムになっていま 

す。大型なので、官公庁や大企業に導入いた 

だくケースが多いです」 


  改めて宮本議員にも聞いてみた。  


 「これほど高い性能のシュレッダーが長期間 

にわたって使用できないとは、信じがたい話です。

内閣府は詳細な説明から逃れるために名簿を廃棄

したのではないか。

最低でも、 シュレッダーの使用履歴簿などの

『証拠』を示す べきでしょう」 


  キテレツ答弁はあっという間に完全崩壊だ。 


 【転載終了】 

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  世界で一番お気楽な公務員が日本、 

ということでしょうかね。 


 こんなこと、世界では通用しない 

です。 


 こんなことだから、官僚養成学校が 

「日本の平壌大学」などと揶揄される 

のでしょうね。

 

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