桜を見る会で安倍首相「メンツのためだけの発言」で事務方が大慌て!
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【転載開始】
■桜を見る会で安倍首相「メンツのためだけの発言」
で事務方が大慌て 帳尻合わせも限界
11/26(火)配信
桜を見る会を巡る問題で、安倍首相本人
と昭恵夫人の関与が明るみに出た。
野党だけでなくポスト安倍の面々も説明を
求めており、逃げ切りは難しい情勢だ。
この問題をめぐる事務方や与野党の動きに
迫った、AERA 2019年12月2日号の記事を
紹介する。
* * *
20日の参議院本会議。
これまで安倍晋三首相は「桜を見る会」の
招待者の人選に関し、
「そのとりまとめには関与していない」と
明言してきたが、ここにきて安倍事務所が
内閣官房からの推薦依頼を受け、幅広く
参加希望者を募る中で、
「私も事務所から相談を受ければ、推薦者
について意見を言うこともあった」と自ら
の関与を認めた。
虚偽答弁への謝罪はなく、野党は反発を強め
ている。
霞が関の関係者はこう分析する。
「首相答弁が後になって翻るのは周知の
事実。これは首相が秘書官とだけ調整し、
事務方に根回しをしないことが原因。会見
でもその場のメンツを守るためだけに思い
つきで発言をする傾向がある。その度に
事務方が慌てて、帳尻を合わせるために
動く。 ただ、どうにもならないことが出て
くるから、 後になって自らの発言をそれら
しく訂正し、 翻さなければならない」
部下の手柄は上司のもの。
上司の失敗は部下の責任──。
結果、矢面に立たされているのが内閣府の
大西証史内閣審議官だ。
衆院の内閣委員会では野党の追及に対し、
「安倍事務所において幅広く参加を募る
中で、夫人からの推薦もあったとのことだ」
と「昭恵枠」の存在を認めた。
また、共産党の宮本徹衆議院議員が、
内閣府に対して桜を見る会に関する資料を
要求をした日と、政府が参加者名簿を破棄
した日付が同じだった件について問われる
と「大型のシュレッダーを使おうとしたと
ころ、各局の使用が重なったから」と釈明。
このやりとりを見た野党議員は語るに落ち
たと憤る。
「政権中枢を支えるエリート中のエリート
が、この程度の言い訳しかできない実態が、
この案件の根の深さを物語っている。絶対に
オモテにできない事情があるのだろう」
首相本人が直接関わるこの疑惑は、
自民党内のポスト安倍をめぐる動きにも影響
を与える様相を呈してきた。
石破茂元防衛大臣は17日、テレビ番組で
安倍首相は改めて会見を開いて、国民に経緯
を説明するべきだとの考えを示した。
また、野党が求めている首相出席の集中審議
を開催する見通しが立っていない件に触れ
「国会で説明できないとなればいろいろな場
がある。質問する側も準備して臨み、首相が
きちんと答える場だ」と踏み込んだ発言を
した。
同じく、岸田文雄政調会長も
「国民が疑念を持つならば説明責任を果た
していくことは大事だ」と発言していて、
いずれも「これで幕引きにはならない」と
いう構えだ。
首相の虚偽答弁を受け「税金の私物化」
を中心に追及することで野党は一致。
改めて衆参両院予算委員会の集中審議開催
を要求した。
政府・与党がこれを拒否した場合について、
立憲民主党の安住淳国対委員長は
「やらないなら、来年の通常国会で2カ月間
かけてこの話をやらせていただく」と強気
の姿勢を見せた。
この発言に首相周辺は神経をとがらせている
と自民党関係者の一人は語る。
「首相本人が説明責任を果たさなければ
ならない案件であり、それに加えて総理夫人
の昭恵さんも関係していることが表沙汰に
なった今、この防戦一方の政局はあのモリカケ
問題を連想してしまう。まさか通常国会 の冒頭
で首相が解散に打って出るとは思い ませんが、
党内ではポスト安倍の動きも含め 気が抜けない
年末年始になりそうです」
この問題が表面化した時、首相周辺は
「この程度の問題か」と高をくくっていた。
しかし問題が長期化し、拡大したことで、
ボディーブローのようにじわじわと政権の
体力を奪っている。
今回ばかりは、誰か関係者のトカゲの尻尾
を切って幕引きにはできない。
そのことは首相本人がよくわかっている
だろう。(編集部・中原一歩)
【転載終了】
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首相はプライドだけは高いのでしょう。
ぶらさがりで不用意な発言がい多い
のですが、モリトモの時にはスタッフ
が「認めて謝罪しましょう」。
と助言していたにも関わらず、否定して
退陣までほにめかしてしまいました。
流石に、側近の今井尚哉氏でさえ舌打ち
したと言われていますね。
これで、7年間の長期政権というのが
信じられませんよね。
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