悪徳マルチ跋扈を許した経産OBと官邸の黒幕!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■「桜を見る会」悪徳マルチ跋扈を
許した経産OBと官邸の黒幕
公開日:2019/12/09
安倍政権と悪徳マルチ商法
「ジャパンライフ」がズブズブの癒着
関係にあったのは、もはや疑いようが
ない事実だろう。
同社の山口隆祥元 会長が2015年4月の
「桜を見る会」 に「総理枠」で招待されて
いた疑惑。
野党は山口元会長が招待される9カ月前の
14年7月に消費者庁内で作成されていたと
する文書を公開。
そこには消費生活センターなどに苦情が殺到
していた同社に対して
「政治的背景による余波懸念」などと 記され
ていたため、野党が政府側に事実確認を要求。
同庁は回答を拒否しているが、7日付の朝日
新聞によると、 当時の同庁担当職員が作成を
認めたという。
◇ ◇ ◇
文書は「本件の特異性」と題したメモ。
記事によると、メモは懸案だった同社への立ち
入り検査の是非が議題となった際に作成された
といい、この元職員は 「政治的背景」と記した
理由について
「一般的に政治家はどんな業界とつながりが
あるか分からないため、老婆心ながら書き込ん
だ」と明かしたという。
朝日の記事通りであれば、文書は本物で、
同庁が政治圧力を忖度して「ジャパンライフ」
への立ち入り検査を見送り、安倍政権はそれを
承知で山口 元会長を「桜を見る会」に呼んで
いたわけだ。
この事実だけでも、安倍政権と同社の怪しい
関係は明らかだが、とはいえ「政治的背景」と
記したメモだけで、マルチ企業への立ち入り
検査が回避される事態はかなり異常だ。
政権側によほど力のある“黒幕の存在”がない限り、
官僚が責任を追及されかねない。
■癒着の経産OB4人とささやかれる官邸
の黒幕!?
ポイントは「経産省」だ。
消費者庁は内閣府の外局だが、同省とのつながり
が深い。
朝日に証言した元職員も経産省出身で、同庁に
出向して課長補佐を務めた後、ジャパンライフ
に天下り。
問題はこの職員だけじゃなく同社には経産OBが
複数関わっていることだ。
2017年4月の参院消費者問題に関する特別委。
共産党の大門実紀史議員は同社に対する消費者庁の
姿勢を問題視。
〈もうこれは天下りかどうかというよりも、とに
かく経済産業省の人間が再就職でここ(ジャパンラ
イフ)に入っているということで、しかも大物です
よね(略)その経産省の大先輩といいますか、こう
いう幹部だった人たちがいるジャパン ライフについ
てそれは調査が本当に厳しくやられたのかどうか〉と
疑問を呈した上で、同社に経産OBの元経済企画庁
長官秘書官や元内閣府官房長、元特許庁長官が関わって
いた癒着の事実を暴露していた。
安倍政権で内閣府に近しい経産出身官僚といえば、
首相の懐刀といわれる今井尚哉首相補佐官だろう。
ちなみに消費者庁がジャパンライフの立ち入り検査
を取りやめた際の担当課長は今井補佐官の元部下。
今井補佐官は「桜問題」でも火消しに躍起になって
いる、と報じられている。
ジャーナリストの横田一氏はこう言う。
「今や経産内閣と言われる官邸のドンが 今井氏
であり、安倍政権のためなら何でも ありと揶揄され
ている。経産省の天下り先で、安倍首相の友達である
ジャパンライフ の山口元会長のためならと、『桜を
見る会』 でも背後で動いていた可能性はあります」
悪徳マルチが大手を振っていたワケだ。
【転載終了】
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今井尚哉氏の叔父は、ニューオータニ
の役員の今井敬氏です。
多分、「桜を見る会」に深く関わって
いるのでしょう。
確か、ニューオータニは過去にもプール金
問題もありましたね。
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