リストラ加速で希望退職募集が3倍増!

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■業績堅調な先行型も リストラ加速で 

 希望退職募集が3倍増 

 公開日:2019/12/11

  人手不足だというのにリストラが 

急加速している。 

今年1~11月末までに早期・希望 

退職者を募集した上場企業は延べ 

36社、対象人数は1万1351人 

に達し、昨年の年間実績(12社、 

4126人)と比べ、企業数も人数 

もすでに3倍増となっている。 


  東京商工リサーチの調査で分かった。 


 業種別では、業績が厳しい電気機器 

メーカーが12社でトップ。 

国内拠点の統合による人員削減などが 

理由だ。 

富士通の募集人数2850人は最多。 

ルネサスエレクトロニクス約1500人、 

東芝1410人、経営再建中のジャパン 

ディスプレイ1200人などとなって 

いる。 

薬価改定や国外メーカーライセンス 

販売終了などを控えた製薬会社が次い 

で4社だった。  


 「早期・希望退職募集は、やはり業績 

不振の企業が行うもので、36社のうち 

24社、約7割がそれに当たります。 

ただ最近は、業績堅調な業界大手による 

将来の市場環境を見据えた『先行型』で 

の募集が目立ってきました」

 (東京商工リサーチ情報本部・二木章吉氏)  


 アステラス製薬や中外製薬、カシオ 計算機、

キリンHD(キリンビール含む) などが

「先行型」だ。  


 この傾向は来年以降も続きそうで、 

既に7社が来年の早期・希望退職募集 

実施を発表している。 

「日立金属」「セブン&アイHD」

 「ファミリーマート」「LIXILグループ」 

「ノーリツ」「味の素」 「みずほFG

(みずほ証券)」で、そのうち 6社は「先行型」

である。  


 「バブル期に大量採用しているため、 

業績のいい今のうちに年齢ピラミッド を

是正しようという企業が少なくありません。

また、みずほ証券のように、 応募後、半年

以内に次のキャリアが決ま らなかった場合、

応募の撤回も可能、 という珍しい取り組み

も出てきました」 (二木章吉氏) 


 赤字だからリストラ、だけではなく 

なっている。 

雇用の流動化を、企業側が促している 

状況にどう対応するか――。 


 【転載終了】 

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 先行型の企業は来年の景気後退を 

視野に実行しているのでしょう。 


 来年は、更にリストラが進みそう 

な気がします。  


 失業者の増大で、さらに消費が減退し、

景気の冷え込みが強くなる 可能性が高い

ですね。 


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