安倍政権ヒタ隠す中東派遣のリスク・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■米国とイランにいい顔
安倍政権ヒタ隠す中東派遣のリスク
公開日:2019/12/28
安倍政権は27日、海上自衛隊の
中東派遣を閣議決定した。
同盟国の米国と友好国のイランの
板ばさみとなった結果、中東での
シーレーン(海上交通路)の安全確保
に向けた情報収集強化を名目とした
玉虫色の派遣。
イランへの配慮により、活動海域から
ホルムズ海峡とペルシャ湾が除かれた。
菅官房長官は27日の会見で
「今後、国民に丁寧に説明する」と繰り
返したが、通常国会の召集は来年1月
20日の予定。
海自の一部はすでに現地に向かっている。
中東派遣を既成事実化することで、
3つのリスクについてはダンマリで通す
つもりなのか。
防衛省出身で内閣官房副長官補
(安全保障担当)を務めた柳澤協二氏が
こう指摘する。
「自衛隊にどんな任務があるのか曖昧な
まま派遣が決まりました。情報収集が理由
ですが、派遣される海域の洋上の危険性は
海賊対策で散々調べている。日本関係船舶
に対する陸上からの脅威を調べるとなると、
洋上任務が効果的かは疑問です」
今回の中東派遣は防衛省設置法4条の
「調査・研究」に基づく。
ソマリア沖アデン湾で海賊対処活動にあた
るP3C哨戒機2機のうち、1機を使って
来年1月下旬から活動を始め、哨戒ヘリ
搭載の護衛艦「たかなみ」1隻を同2月
上旬に派遣。
約260人の隊員が同12月26日まで
の1年間、オマーン湾やアラビア海北部、
アデン湾の3海域に限定し、公海上で活動
する。
菅官房長官は
「日本関係船舶の安全確保に必要な情報
収集体制を強化することが必要」の一点
張りで、「調査・研究」の詳細について
はゴニョゴニョ。
日本籍船が襲われるなどの不測の事態に
は武器使用も伴う「海上警備行動」が
発令されるものの、安全を守る手だては
ないという。
「海上警備行動を発令しても相手が
『国や国に準じる組織』の場合、憲法
や国際法に違反する恐れがある。海賊
が襲ってきた場合は警察権を行使でき
ますが、『国や国に準じる組織』から
はタンカーを守ることができない。対抗
すれば、イランとの衝突につながる恐れ
もあります」(柳澤協二氏)
そもそも、トランプ米大統領の顔色を
うかがい、政治的アリバイづくりで派遣
決定したこと自体が問題だという。
米国に妥協したことで
「米国主導の有志連合の参加を断れなく
なる可能性がある」(柳澤協二氏)からだ。
衆院安全保障委員会の閉会中審査が同
1月17日に予定されているが、一体
どんな言い訳をするつもりなのか。
【転載終了】
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アメリカ様の命令は絶対ですからね~!
有志連合を組むか微妙ですが、何しろ
ロシア、中国とイランが合同軍事演習を
やってプレッシャーをかけているので、
欧州も有志連合には動けないかも?
そうなると、サウジやイスラエル、
そして、日本ということになるでしょう。
今回の中東派遣は、有志連合ありきなの
では?
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