米軍の対イラン戦準備は着々と進んでいる?
トランプvsイラン 狂気の泥仕合
【転載開始】
■米兵3000人手配
米軍の対イラン戦準備は着々と進んでいる
公開日:2020/01/22
安倍首相も河野防衛大臣も
「イランをめぐる中東情勢は危機的状況
を脱し、安定化している。自衛隊も安全
な状況で情報収集に当たれる」
と能天気な発言を繰り返している。
トランプ大統領の立場も、イランの怒り
も分かっていないようだ。
まずはアメリカの内情だ。
イランのソレイマニ司令官を殺害したのは
計画通りであったが、その報復としてイラン
が米軍基地に撃ち込んだミサイルを迎撃でき
なかったことに衝撃が走って いる。
確かに米軍に死者は出なかったが、11人が
脳振とうを起こして治療を受け ているという。
高額のアメリカ製迎撃システムがまったく機能
しないことが判明し、 米国の信用は丸つぶれ。
周辺国からはイラン製のミサイルを導入する
動きも出始めている。
そのため危機感を強めた米軍は、 新たに
サウジアラビアにF15―E飛行中隊を送り
込んだ。
ここからイラン攻撃をスムーズに展開しよう
との考えで、昨年末のアラブ首長国 連邦(UAE)
への戦闘機配備に次ぐ危機対応だ。
米陸軍のマッカーシー長官は
「イランとの戦争に備え、新たにミサ イル防衛を
強化する」と宣言した。
最も注目すべきは、米軍が今年3月 上旬に予定
していたヨーロッパ諸国と合同で対ロシア戦に備え
る演習 「コールド・レスポンス」を中止し、
参加予定の米兵3000人を
「イランとの戦闘に振り向けるもようだ」 と
ノルウェー政府が明らかにしたことで ある。
しかもトランプ大統領はNATO軍に
「イラン封じ込めにもっと積極的に協力 せよ」 と
圧力を強めている。
■イランは先月、中国と軍事演習
実はこれ以外にも、対イラン戦の準備は急ピッチで
進められている。
第82空挺団4000人、海兵隊2000人 も現地に
派遣された。
インド洋のディエゴ・ガルシアにある米軍 基地には
B―52重爆撃機編隊が緊急配備。
ここはイランの長距離ミサイルが届かないという。
米軍のイラン攻撃は秒読み段階といっても過言ではない。
こうした動きを予期したように昨年12月、イランは
中国、ロシアと初の合同軍事演習を実施した。
演習の舞台は日本の海上自衛隊が活動を行うオマーン湾
だった。
果たして日本政府はアメリカから対イラン戦争の準備に
関する情報を知らされているのだろうか。
安倍首相は「アメリカは最大の同盟国」と胸を張るが、
イラン攻撃用に新たに配備された潜水艦発射の小型核
ミサイルW76 ―2についても何も知らされていないの
ではないか。
「中東の石油はもういらない」と公言する
トランプ大統領の下で、新たな核戦争の危機 迫っている。
(おわり)
(国際政治経済学者・浜田和幸)
【転載終了】
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米国のミサイル防衛システムの性能は可なり悪い
と言われていますね。
(迎撃率3割)
各国が、ロシアの「S-400」を購入する理由
ですね。
日本が、この制度が低いイージスアショアを高額で
買わされているということですね。
F‐35然りですね。
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