後手後手の新型コロナ対策インバウンド重視で初動遅れか!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■後手後手の新型コロナ対策
インバウンド重視で初動遅れか
公開日:2020/02/01
「こんなことを言いたくはないが、
安倍総理には危機管理能力が欠如し
ているのが明らかになった」――。
作家の百田尚樹氏がツイッターで
こう嘆くほど、新型コロナウイルス
への政府の取り組みがひどい。
後手後手かつ場当たりな対応に批判
噴出だ。
安倍首相は31日、
新型コロナウイルスを「指定感染症」
とする政令の施行日を今月7日から
1日に前倒しし、14日以内に
中国・湖北省に滞在した外国人の入国
を拒否する方針を表明。
WHOの緊急事態宣言を受けての措置
だと説明しているが、「のんびりし過ぎ」
という世論の批判を気にしたのだろう。
「施行まで“空白期間”ができることに
国民の不安が高まっていたのに、前日
まで『人権上の問題があるため周知期間
を置く』と、7日施行の方針を変えよう
としなかった。前倒しできるのなら、なぜ
もっと早くしなかったのか。武漢から退避
する際の チャーター機運賃を政府負担にす
る意向も同時に発表しましたが、決断が遅
すぎ る。そもそも、先月16日に国内で初
め て新型肺炎患者が確認されても、政府の
反応は鈍かった。ちょうど春節(旧正月)
の時期を控え、中国人訪日客の大量入国が
見込まれていたにもかかわらず、有効な対策
を講じようとしなかったのです。官邸が安全
対策よりインバウンドを重視したのではない
かという見方も出ていま す」
(自民党ベテラン議員)
■訪日客歓迎のメッセージも発信
実際、中国の春節休暇に合わせ、在中国日本
国大使館の公式ホームページ には、1月23日
付で安倍首相のこんな メッセージが掲載されいた。
<春節に際して、そしてまた、オリン ピック・
パラリンピック等の機会を通じて、更に多くの
中国の皆様が訪日される ことを楽しみにしてい
ます。その際、ぜひ東京以外の場所にも足を運び、
その土地ならではの日本らしさを感じて頂ければ
幸いです>
23日といえば、武漢市が封鎖された当日だ。
すでに新型肺炎の感染が拡大し、日本へのウイルス
流入が懸念されるタイミングで、安倍首相は中国人
観光客の呼び込みをしていたわけだ。
批判を恐れたのか、メッセージはすでにホームページ
から削除されている。
「国内でも次々と感染者が見つかっている今と
なっては手遅れですが、もっと 早く政府が動いて
いたら、島国の日本は水際対策をしっかりできた
はずです。 4月に中国の習近平国家主席を国賓
待遇で迎えることもあり、コトを荒立てない よう
中国側に配慮したようにも見える。政府の対応は、
国民の命と安全よりインバウンドというカネを優先
して、初動が遅れたと批判されても仕方ありません」
(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
野党は先月6日には厚労省から聞き取りを行い、
衆院厚労委員会の理事会 開催も要求していた。
その提案を無視し続け、政府がようやく対策本部の
設置を決めたのは同30日になってからだ。
一昨年の西日本豪雨災害時は 「赤坂自民亭」
の飲み会に興じ、昨年 の台風15号による被害時
は内閣改造にウツツを抜かしていて初動が遅れた
と批判されたが、国民の命と安全を軽視する安倍
政権の体質はまったく変わっていない。
【転載終了】
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初動が遅れたのは、前記事にもあるように、
景気後退のさらなる悪化 防ぎたかったのでは?
経済政策は「アベノイクス」の初期から失敗
していましたから、今更です。
安倍応援団の百田尚樹にまで批判されるよう
では、既に政権は終わっているということですね 。
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