日本 新たな景気後退の予測 原因と影響を探る!
Sputnik日本
【転載開始】
■日本 新たな景気後退の予測
原因と影響を探る
2020年02月03日
国際通貨基金は日本経済の急速
な減退を予測し、日本経済研究
センターの専門家は、景気後退の
可能性を否定していない。
これら懸念はまず製造・輸出の
落ち込みに関連している。
スプートニク通信は日本経済の
ネガティブな現象の原因、
また国の発展にどれほど深刻な影響
を 与えるかを専門家に語ってもらった。
■若者の数は減少し、債務は増える一方
ロシア高等経済学院東洋学院の
デニス・シェルバコフ副部長は、
国際通貨基金の懸念は十分に正当性
があり、その理由の一つとして、
国と国民の債務蓄積があり、
結果として日本は世界有数の国内債務を
抱えた国となっている。
「日本は負債返済と配当支払いに国家予算
の約20%を充てている。同時に急速に進む
高齢化に対する社会保障負担(年金、医療
など) が年々増えている。」
「その一方で、日本の国家予算を形成し、
国債支払いの義務を負う労働人口は着実に
減少している。」
■今のところは信用がある
一方、投資会社
「インスタント・インヴェスト」 金融市場
分析部長のアレクサンドル・チモフェエフ氏
は、日本の国内債務増加を大きな経済問題が
起きる理由とは見てい ない。
「日本経済は確かに債務が多い。しかし極め
て低金利。実際、円 は保護資産、つまりドル、
ユーロ、 スイスフラン、英国ポンド(国際
通貨基金が購入する最も信頼性ある 通貨)と
並ぶ準備通貨である。そして債務増加は、
日本は借りることを 恐れない“静かな天国”と
見られて いることを物語っている。その一方
で日本は単なる静かな天国ではいたくない、
世界経済のフラッグシップ でいたいと思って
いる。」
■リーダーシップ喪失
日本は経済成長がないにもかか わらず、
ここ20年の経済危機を 静かに生き延びた。
しかし時間の経過とともにこの ような状態
はクリティカルに なるかもしれないと
チモフェエフ氏は強調する。
「現在の世界経済成長率は約3%、つまり3%
成長しなければ、あなたは遅れる、という
意味だ。問題 は唯一、取り返しがつかない
ほど 遅れる可能性があること。日本は 数年
間不況を経験しており、何か が変わるという
前提条件も今の ところない。」
チモフェエフ氏によると、日本の経済停滞
の最大の原因はリーダー シップの欠如だという。
日本がかつて持っていたような知的 リーダー
シップも失ってしまった。
「日本経済の概念上の問題は、これ 以上何も
世界に提案できないという こと。例えば米国
ならイノベーション、 中国ならば巨大な経済
規模、BRICsは 成長ポテンシャルでリードし
ている。 この事実は投資家にとってより明確
になってきている。日本経済はほんの 20年前
には自動車産業でアメリカを押しのけていた。
日本製品は常に高 品質を連想させ、そのため
今でも ニッチを占めているが、しかしそれ
以上のものではない。日本経済がかつ て成長
していたのは、新たなブレイク スルーだと
信じられていたからだ。 しかし今の日本は
中国と韓国に負ける 一方だ。中国と韓国の製品
はもうかな り前に低品質のイメージを脱却して
いる。自動車産業においても(まさに 日本がかつ
ては常にリーダーだった)、 韓国のヒュンダイ
自動車はジェネシス (ビジネスクラスの自動車で、
世界中 で販売されており、同社では“プレミアム
スポーツセダン”として位置づけられ ている)など
のデラックスラインを製造 している。」
専門家の多くは、日本政府の経済再建戦略 、
いわゆる「アベノミクス」は問題を先延ばしした
だけであり、日本経済の根本的な 問題を解決でき
なかったという意見で一致 している。
【転載終了】
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ロシア紙も「アベノミクス」の失敗をし
提起しています。
要するに、「アベノミクス」は日本の
経済成長の邪魔をしているということで
すね。
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