新型肺炎長期化が招く連鎖倒産・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■上場企業「業績影響」倍増 

 新型肺炎長期化が招く連鎖倒産 

 公開日:2020/02/19  


 新型コロナウイルスが日本経済に 

与える影響はいよいよ深刻だ。 

「決算短信」や「業績予想の修正」 

などでコロナの影響や対応について 

発表した上場企業の数が、わずか 

1週間で倍増したことが分かった。 

東京商工リサーチの調べによれば、 

2月10日時点で107社だった 

ものが、14日(午後1時時点) 

までのまとめで223社に達したと 

いう。 

自主的な開示はないものの、同社の 

独自調査で何らかの影響が判明した 

上場企業も28社あり、合計251社 

が対応に追われている。


 業種別では、中国国内の工場の一部 

閉鎖やサプライチェーンの乱れ、 

従業員不足が深刻化している製造業が 

156社(62・1%)で圧倒的。 

サービス業24社(9・5%)、 

小売業19社(7・5%)、 

卸売業17社(6・7%)、 

運送業13社(5・1%)と続く。 

感染者が拡大するばかりで終息のメドが

まったく見えない中、今後も影響を開示

する企業が増えるのは確実 だ。 


 「約3800社ある上場企業のうち 

情報開示したのは251社。まだ少な 

いとみています。影響の見通しがつか 

ないため開示できない企業が相当ある。 

影響が本格的になるのはこれからです」 

(東京商工リサーチ情報本部長の 

 友田信男氏)  


 3月までに予定されている中国の団体 

旅行客40万人分すべてがキャンセルに 

なれば、それだけで800億円以上の 

インバウンド消費が失われるという試算 

もある。 

中国国内の工場閉鎖が3月まで続けば、 

単純計算で年間生産の1割以上が失われ 

ることになるという。 


 「災害などダメージが一度に出る場合 

は見通しが立てやすい。しかし、今回は 

いつまで続くか、最悪期がいつなのかも 

分からず、影響はジワジワと、さみだれ 

で出てくる。まずはインバウンド激減の 

観光業。次いで飲食店や小売り。中国 

依存の輸入野菜が品薄になって、野菜が 

高騰する可能性もあるでしょう。遅れて 

影響が出るのが製造業です。中小零細へ 

のしわ寄せは甚大。操業停止で大手は 

持ちこたえられても、そこへ部品を納入 

する中小は耐えられない。このまま長引 

けば、関連倒産、連鎖倒産は避けられな

いのではないか」 

(友田信男氏)  


 政府は18日「外出を控えて」と呼び 

かけており、国内消費が冷え込むのも確実。 

業績悪化は幅広い業界に広がりそうだ。 


 【転載終了】

 ************************** 


 こうなると、昨年10月の消費増税が 

ボディーブローのように消費減少につな 

がり、万一、東京五輪が延期または中止 

となった場合、日本に与えるダメージは 

計り知れませんね。 


 最早「安倍不況」と命名してもいいの 

ではないでしょうか。 

 

 企業がこの状況での業績悪化を利用し、 

さらなるリストラを拡大させる可能性も 

考えられますね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000