日本からの出張拒否 “感染大国” 印象拡大でビジネス大打撃!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■日本からの出張拒否 “感染大国”
印象拡大でビジネス大打撃
公開日:2020/02/21
世界で日本人が避けられる動きが、
ビジネスにも影を落としてきた。
日本貿易会の中村邦晴会長
(住友商事会長)が19日の記者会見で、
新型コロナウイルスによる感染拡大に
関連して、
「インドなど中国以外の複数国で、現地
パートナー企業に日本からの出張を拒否
される例が出てきた。改めて影響の深さ
を感じている」と発言したというのである。
関係者によれば、相手は取引先なので
「拒否」というより
「テレビ電話で会議もできるし、来てく
れなくても大丈夫」というニュアンスの
反応で、やんわりと断られたということ
のようだ。
「日本は感染拡大国」という印象が海外
に広がっており、日本の情報が正確に
伝わっているのか危惧しているという。
外務省によると現在、日本からの入国
制限を設けている国は6カ国。
ミクロネシア連邦、ツバル、サモア、
キリバス、ソロモン諸島、コモロ連合で、
小さな島しょ国のため医療体制が脆弱な
ことが理由とみられるが、日本が中国に
次ぐ“感染大国”になってしまっている以上、
拒否されても仕方ない。
米国の疾病対策センター(CDC)は
19日、日本を旅行する人に「注意」を
求める渡航注意情報を出した。
■クルーズ船対応のマズさが追い打ち
最悪なのは、クルーズ船
「ダイヤモンド・プリンセス」で感染が
拡大したことを受け、海外での日本拒否
がますます広がりそうなことだ。
外国メディアが連日、日本政府の対応を
批判的に報じている。
クルーズ船からの下船が始まってもそれは
やまず、英BBC放送は
「船内で症状がない感染者がこれほどの
ペースで新たに確認されていることは今
もリスクが続いている証拠だ」と 伝え、
米紙ニューヨーク・タイムズは
「日本がクルーズ船の乗客を自由にし た。
安全なのか?」という見出しで報 じた。
「日本が中国の一部からの入国を拒否
しているように、世界は日本のことを
同様に注視しているのでしょう。現状、
出張しなくてもスカイプなどで会議は
できますが、貿易関係や新規・大型の
商談は直接会ってやらないと進まない。
欧米の企業と競合している場合など、
出張できないのは痛い」
(経済ジャーナリスト・井上学氏)
ただでさえ中国ビジネスが大打撃を
受けている中で、日本拒否の動きは
さらに日本経済を冷え込ませかねない。
【転載終了】
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長引いたら企業へのダメージは
大きいですね。
特に自動車業界は部品の調達が
滞る可能性も。
大手企業の追加リストラがないか
心配にもなりますね。
この責任は安倍政権にあります。
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