検事正の乱「国民からの信頼が損なわれる」!
AERAdot.
【転載開始】
■東京高検の黒川検事長の定年延長問題
検事正の乱「国民からの信頼が損なわれる」
2020.2.24
「急な発言で何を言い出すのかと
思ったら、黒川検事長の定年延長
問題の公然と批判する意見を検事正
が言い出した。本当にびっくりした」
(法務省関係者)
東京高検の黒川弘務検事長(63)の
定年延長問題をめぐり、19日に法務省
で開かれた全国の法務・検察幹部が
集まる「検察長官会同」で、冒頭のよう
な爆弾発言が飛び出した。
森雅子法相や稲田伸夫検事総長らも、
出席したこの会議。
その席上には当事者である黒川検事長も
いた。
森法務相、稲田検事総長の訓示や挨拶
などがあり、その後、日産自動車元会長、
カルロスゴーン被告の逃亡を巡って、
保釈制度など検察運営の論議に移った。
「ゴーン被告の逃亡を受けて、法律改正
が見込まれる中でその説明などがありまし
た。そこで、意見はないかとの声がかかり、
挙手して発言したのが、静岡地検の神村昌通
検事正でした」(前出・法務省関係者)
紙を手にした、神村氏は黒川氏の定年延長
を念頭に法務大臣が発することができる検察
庁法で定められた「指揮権発動」 についての
条文を読み上げたという。
「今回の(定年延長)ことで政権と検察の
関係に疑いの目が持たれている」
「国民からの検察に対する信頼が損なわれる」
「検察は不偏不党、公平でなければならない。
これまでもそうであったはず」
「この人事について、検察庁、国民に丁寧な
説明をすべき」
こうした趣旨の意見を述べたという。
それに対して法務省の辻裕教事務次官は、
「定年延長は必要であった」と述べるにとど
まったという。
黒川氏はその場では表情を変えずに聞いて
いたという。
その隣には黒川氏の定年延長がなければ、
次期検事総長とみられていた、名古屋高検の
林真琴検事長が座っていた。
「会場は凍り付いたのようになった。黒川
氏は内心は腹立たしかったんじゃないのかな。
神村氏は、林氏に近いという声も内部ではあ
りますからね」(前出・法務省関係者)
それに対して神村氏と司法修習が同期の
元東京地検検事、落合洋司弁護士はこう話す。
「神村氏は昔からすごく真面目で正義感が
強い。黒川氏の定年延長は、めちゃくちゃで
すよ。検察内部でも定年延長を批判する意見
を言う人は多々います。今回の検察長官会同
で、黒川氏批判の意見を述べたことは、神村
氏らしい。黙ってられなかったのだと思いま
した。神村氏の言ったように、検察の信頼が
失われているのは事実ですよ。そういう意見
に検察は耳を傾けてほしいと思いますね。
それと同時に、意見した神村氏が左遷された
りしないようにと願うばかりです」
安倍官邸が関与した黒川検事長の定年延長
が検察の統率を崩し始めているようだ。
(本誌取材班)
【転載終了】
****************************
裁判官でも、国(政権)に不利な
判例をつくった裁判官は左遷され、
先ず中央へは返ってこれないそう
です。
「正義は勝」って、何処の国の言葉
でしょうかね?
事務次官の人事権は官邸が握ってい
るので、法務省の辻裕教事務次官は、
「定年延長は必要であった」と述べる
にとどめたのでしょう。
また、今の日本の閣僚は単なる飾り
でしかないですね。
これが日本の姿です。
黒川氏は、お子さんに胸を張れますか?
0コメント