コロナ禍が景気直撃 倒産・失業ラッシュ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ禍が景気直撃 倒産・失業ラッシュ
本格化はこれから
公開日:2020/03/03
ウイルスは職をも奪っていきそうだ。
財務省が2日発表した2019年
10~12月期の法人企業統計によると、
金融・保険業を除く全産業の売上高は
前年同期比6.4%減の
347兆8257億円。
2四半期連続のマイナスとなった。
空恐ろしいのは、今回の法人企業統計
がコロナ禍が本格化する前のデータで
あることだ。
イベントの自粛や休校が続けば、
経済活動の停滞は必至。
さらに景気が悪化するのは確実だ。
経済評論家の斎藤満氏が言う。
「日本に経済的な体力がない状況で、
コロナウイルスと戦わねばならないこと
がはっきりしました。しかも、政府の
対応は後手後手です。日銀総裁が金融
緩和を示唆する談話を発表したものの、
正体不明のウイルスが蔓延する中で追加
の経済政策を持ち出しても気休めでしか
ありません。誰でも検査できるように
するなど、不安解消が第一です。外出を
控える人が続出し始めたら、経済活動へ
のダメージは計り知れません」
■有効求人倍率も急落
安倍首相が事あるごとに誇る“雇用”
状況も悪化している。
厚労省が先月28日に発表した1月の
有効求人倍率は、前月比0.08ポイ
ント低下の1.49倍に急落。
完全失業率も0.2ポイント上昇の
2.4%となり、4カ月ぶりに悪化。
厚労省は雇用情勢に関する判断を
「着実に改善が進む」から「改善が進む」
に下方修正した。
完全失業者数は164万人で、12万人
増えた。
コロナ禍による企業倒産が本格化する
のもこれからだ。
コロッケ製造販売会社「北海道三富屋」
は先月25日、自己破産を申請。
販売不振に加え、出店していた札幌市内
のイベント来場者が新型コロナの影響で
伸び悩んだことなどが倒産の引き金を
引いたという。
企業の業績が悪化すれば、直撃される
のがサラリーマンだ。
免税店を全国に展開する「ラオックス」
は、コロナ禍による業績悪化を見越して
160人規模の早期退職者の募集を開始。
終息のメドが立たなければ、コロナ失業
が相次ぐのは間違いない。
「すでにホテルや百貨店、娯楽施設な
どへの影響が甚大ですが、1~3月期の
売り上げはさらに落ち込むと予想されま
す。利益が出ない以上、人件費カットに
乗り出す企業が出てきても不思議ではあ
りません」(斎藤満氏)
「国民の生命と財産を守る」と繰り返し
てきた安倍政権。
デタラメにもほどがある。
【転載終了】
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私が先月書いた、追加リストラの懸念
が現実的になってきましたね。
経済界には、市場予測から経済に及ぼす
懸念を進言する能力も無くなっているの
でしょうか?
経団連もアベ友が幹部を務めるようになり、
能力が落ちてきているのでしょうかね?
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