「黒川検事長の定年延長は効果なかった・・・」

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 週刊朝日オンライン限定記事 


 【転載開始】


 ■河井夫妻と自民党の大誤算 

 「黒川検事長の定年延長は効果 

 なかった…」 3/5(木)  


 「河井克行、案里夫妻の秘書が3人 

も逮捕されて、これほど大きくなる 

とは思わなかった。国会で火だるま 

になりながらも、東京高検の黒川弘務 

検事長は定年延長したわけでしょう。 

その効果は全くなかったことになる」


 こうため息をつくのは、自民党幹部 だ。 


 公職選挙法違反容疑で3日、自民党 

の前法相の河井克行衆院議員と妻の 

河井案里参院議員の秘書3人が広島 

地検に逮捕されたが、急転直下の動き 

だった。  


 広島地検は1月に河井夫妻の広島市 

の事務所などに家宅捜索が入っていた 

が、その後は音沙汰なし。 

2月には東京高検、黒川弘務検事長の 

定年延長が突如、閣議決定された。  


 「2月になって河井夫妻の周辺も 

静かになった。すっかり黒川検事長 

が収めてくれたんだと思っていたん 

だが…」  


 自民党所属の国会議員はこう困惑 

する。 

実際、河井前法相も周囲にこう釈明 

していたという。  


 「総理が(黒川検事長の定年延長 

などで)いろいろとやってくれてい 

る。違法なこともやっていないから 

大丈夫です」 


 また、逮捕された河井前法相の 

政策秘書、高谷真介容疑者も秘書 

仲間にこう語っていたという。  


 「代議士(克行氏)が定年延長で 

大丈夫だと言っている。何とかお咎 

めなしで、終わるような気がする。 

案里さんの参院選は、安倍官邸が 

総力を上げて当選させたんだから…」 


 だが、その見込みは見事に外れて 

しまった。 

これまで、甘利明衆院議員のUR疑惑 

や安倍首相の森友学園・加計学園の 

問題などを「官邸の門番」として、 

穏便にコトをおさめてきたとされる 

黒川検事長。 


 「門番としてバリバリやってきた 

時、黒川氏は事務次官や官房長と 

いうすべての検察の事案にタッチで 

きるポジションだった。東京高検 

検事長は検察としては検事総長に 

次ぐ、ナンバー2。しかし、広島地検 

の事件に口をはさめる立場じゃない。 

国会議員が期待する方がおかしい」 

(検事長経験者の弁護士) 


  そうした中、本誌が既報したよう 

に2月19日の検察長官会同で静岡地検 

の神村昌通検事正が、黒川検事長の 

定年延長を批判する「検事正の乱」 

を起こした。 


  ある検事がこう話す。 


 「実はあの日夜、歴代の検事総長や 

検事長が集まる懇親会にような席があ 

りました。その席上で神村氏の大演説 

は、よくやったよという賞賛があった。 

一方、黒川氏については『こんなこと 

になって、もう辞めたらどうだ』と 

言った人もいるそうです。今、広島 

地検がやっている河井夫妻の事件は、 

捜査が進めば、2人とも逮捕という 

シナリオも不可能ではない。衆参の 

議員2人を一挙に逮捕というのは、 

広島地検にとって前代未聞の大手柄 す。

河井夫妻の事件は喫緊の課題。上級庁の

広島高検の小川新二検事長こそ定年延長

すべきという声が多々、 あがっていた」 


 国会でも、黒川氏の定年延長問題が取り

上げられるたびに森雅子法相は、答弁を修正

するなど劣勢が続く。 


 「黒川氏の定年延長で、こんなに国会が

空転するとは考えもしなかった。カジノ疑惑

で衆院議員の秋元司被告が逮捕され、さらに

河井夫妻の公選法事件。もう、黒川氏の役目

は終わったよ、検事総長にしなくてもいいと

いう声も聞かれる。お引き取り願ってはどう

なのか」

 (前出の自民党幹部) 


 (今西憲之) 


 【転載終了】 

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 検察庁にとっても、法を曲げる黒川氏 

は汚点でしかないんです。  


 警察庁も中村氏は汚点でしかないで 

しょう。 

検察庁の様な気概を持って欲しいですね。 


 安倍晋三に関わる人物は晩節を汚す 

結果になっていますね。 


 森法相にしても、ネットでは司法試験 

通ってないだろうという声もありますね。 


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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