首相に逆風、「石破雪崩」起きるか?

 フロントライン 朝日新聞 


 【転載開始】 

 首相に逆風、「石破雪崩」起きるか 

 政権の行方占う軸に 

 2020年3月6日 20時00分 

 ※抜粋。


 ■「石破氏支援を」 側近の頼みに菅氏は 


 15年9月上旬、首相が総裁に無投票で 

再選された翌日に会議で官邸を訪れた 

石破氏は、記者団に石破派の立ち上げを 

表明した。 

それを聞いた首相は 

「総裁再選直後に派閥結成を表明する 

とは……」と言葉を詰まらせた。  


 その3年後の18年9月の総裁選で、 

石破氏は3選をめざす1強首相にただ1人 

挑んだ。 

森友・加計学園の問題で首相が批判にさら 

される中、石破氏はキャッチフレーズに 

「正直、公正」を掲げ、首相の政治姿勢に 

疑義を突きつけた。

 国会議員票で支持が広がらなかった石破氏 

は首相に敗北。 

その後の人事で、石破派の大半が政府や党 

の要職に就けなかった。 

首相への忖度(そんたく)が広がる党内で、 

石破氏をとりまく面々は居場所を失って

 いった。 


   ◇ ◇ ◇ 


 そしていま、首相は「桜を見る会」の問題 

や東京高検検事長の定年延長問題、 

新型コロナウイルス対応の迷走などで、 

激しい逆風にさらされる。 

首相の総裁任期といまの衆院議員の任期の 

満了はともに21年秋。

 権力の流動化に備える政界のキーマンたちは、 

「次」への布石を打ち始めている。  


 1月末のある夜、都心のホテルのレストラン。 

石破派会長代行の山本有二・元農林水産相 

(67)は政権の番頭・菅官房長官と向き合った。  


 誘いをかけた山本氏の用件は明快だった。

 「次の総裁選、石破さんを支援してもらえない 

だろうか」。 

ステーキをほお張りながらのお願いに、菅氏も 

はっきりと応じた。 

「任期が終わるまで安倍さんを支えます」  


 この晩、ポスト安倍レースをめぐる両者の 

主張が交わることはなかったが、石破氏と距離 

を置いていた菅氏が山本氏との会食に応じたこ 

とを、石破氏側は大きな収穫と受け止めた。  


 ポスト安倍にふさわしいのは誰かを問うた 

朝日新聞の2月の世論調査で石破氏を挙げた人は 

25%。 

この1年ほど、調査を重ねるごとに期待値が 

上がる。  


 「今の政権と違うスタンスなのが私なので、 

そういうことになるのかな」。 

2月3日のBS番組で、石破氏はポスト安倍を 

めぐる世論について、そんな分析を披露した。 


 ただ、首相批判も辞さない石破氏の姿勢に 

自民党内の忌避感は根強い。 

当の首相は、政権復帰時から首相を支える 

岸田政調会長への期待感を隠さない。 

「岸田さんの面倒をみてほしい。腹心がなか 

なかいないんだ」。 

ある首相側近には、そんな依頼もしている。

 細田派幹部は「総理は石破さんだけは総裁に 

したくない」と、首相の思いを代弁する。  


 だが、自民党内の一部では、次の衆院選 

を前に石破氏への世論の期待感がさらに 

高まれば、かつての 「小泉純一郎フィーバー」

のような 「石破雪崩」が起きかねないとの見方も 

出始めている。 

その流れが強まったとき、阻止できるのは 

党総裁任期をさらに延長する「安倍4選」 だけ。

そう語る党幹部もいる。  


 政権の足元が揺れるなか、次の総裁選び の節目

が迫り来る。 

首相と石破氏の因縁が、自民党の行方を左右 する

のは間違いない。

(石井潤一郎) 


 【転載終了】 

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 安倍首相に4期を許したら、自民党は 

その他の「烏合の衆」はいらないですね。 


  どう考えても役立たずですもんね。

 

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