都内の飲み屋街は風前の灯・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■都内の飲み屋街は風前の灯・・・
「緊急事態宣言」発効前夜ルポ
公開日:2020/04/08
「居酒屋に休業要請が出ると聞いた ので、
しばらく行けなくなるなと思い、 軽く顔を
出してきたんですよ」
東京都内屈指の赤ちょうちん街・ 新橋。
7日午後7時すぎ、居酒屋が集中する
西口通りにある小さなダイニングバー から
出てきた60代男性会社員は、
本紙(日刊ゲンダイ)にこう話した。
「これから2軒目ですか」と聞くと、
「いやいや、もう帰ります」。
駅方面へ足早に立ち去っていった。
7日発令された緊急事態宣言。
8日午前0時に効力が出る前に駆け込みで
“最後の夜”を楽しんだサラリーマンは 少数派
だったようだ。
昨夜の都内は肌寒かったものの、 満月が輝く
「はしご酒日和」。
しかし、本紙が歩いた飲み屋街には閑古鳥 が
鳴いていた。
通常、夜7~8時にもなると、酔客で ごった
返す新橋駅周辺の人通りは、 普段の3割程度。
道行く人の多くは一様 に硬い表情を浮かべ、
駅を目指して歩い ていた。
街には自粛ムードが漂い、全体の約7割 の店が
休業。
客引きの男性は申し訳なさそうに
「居酒屋は……行かないですよねぇ」と、
2人組の男性に話しかけていた。
西口通りの居酒屋の40代女性店主は、 肩を落と
してこう言った。
「1カ月ほど前からお客さんが徐々に少なくなって
いましたが、ここ1週間で さらにガクッと減りました。
客数は普段 の1割程度でしょうか。正直言うと、付近
の店が休んでますから、うちだけ営業していると目立っ
てしまい、周囲の視線が痛いんです。8日からはお休み
します」
「眠らない街」のはずの新宿も“仮死状態” だ。
歌舞伎町では休業中の居酒屋が目立ち、 路地に入ると
人通りが全くない状態。
飲食店を経営する50代女性店主は、
「今は休業中で、いつ再開できるか分から ない」と不安
げだ。
それでも家賃は払わざるを得ず、支出を減ら すため、
個人で契約していた保険を解約した という。
外国人観光客が多い「ゴールデン街」も 半分が休業中。
小規模店が軒を連ねる「思い出横丁」も大半 がシャッター
を閉めていた。
風前の灯の赤ちょうちんに光が戻るのはいつ になるのか……。
【転載終了】
********************************
とうとうわが市でも感染者が確認
されました。
注意しなくてはいけないですね。
買い物以外極力出かけないようにします。
0コメント