東京脱出民に地方戦々恐々・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ疎開で亀裂生む人間関係
東京脱出民に地方戦々恐々
公開日:2020/04/09
「東京脱出」――。
新型コロナウイルスが蔓延中の東京から地方
に避難する人が増えている。
これから1カ月間、自粛要請によって不自由
な暮らしを強いられることもあり、さらに
脱出組が増えるとみられている。
しかし、東京は感染者が多いだけに地方は
戦々恐々だ。
◇ ◇ ◇
避難場所としていち早くニュースになった
のが長野県軽井沢町だ。
3月末から別荘の所有者らが流入し、現地の
スーパーは売り上げが5割増。
だが感染が心配なため、阿部守一知事は
「(別荘などに)滞在している人もそれぞれ
の地域の要請に従った行動をお願いしたい」
と外出自粛を呼びかけている。
現在、感染者が出ていないのは岩手と鳥取、
島根の3県。 鳥取県を訪れたグループがテレビで、
「感染者が出ていないから避難してきた」と
いう趣旨の発言をしたところ、ツイッターに
「日本人がこんなにバカばっかりとは思わなかった」
と批判コメントが躍った。
同県は「たしかに最近、県外から来県する人 が増え
ていると聞いています」(健康政策課) と困惑気味だ。
こうした事態にネット住民は
「東京脱出ってバカなのか。日本人を死滅させたいのか」
「東京脱出は本当に迷惑なんだよなあ」
「田舎の人めっちゃ怒ってるな。怒るのは 無理もない。
ウイルスばらまかれたら困る もん」と怒り心頭だ。
■石垣市は自粛を要請
自治体が地元出身者の帰省を牽制する動き
も出ている。
代表格が沖縄県石垣市。
4月6日、中山義隆 市長が出身者に対して
「帰省することのないよう、切にお願い申し
上げます」と訴えた。
「石垣市の感染病床はわずか3床。他の 感染症に
使う可能性もあるので帰ってこない ようお願いしま
した。親御さんは子供が帰って くるのはうれしいけ
ど不安もあるので複雑な 心境のようです」
(同市企画政策課)
実際、秋田県では帰省者から感染が広がって いる。
3月28日に東京から戻った10代の女子学生 が
4月2日にPCR検査で陽性と判明。
50代の両親を検査したところ2人とも感染 していた。
「現在3人とも入院中。幸い重症ではない ようです」
(同県福祉政策課)
人の迷惑顧みず、地方に疎開する人。
故郷に帰りたくても帰れない人。
意図せぬ感染を招いてしまった人と「東京脱出」 は
悲喜こもごもだ。
「GWに九州の実家での法事に出席する予定 でいたら
『東京のモンは帰ってこんでよか』と 親戚に門前払いさ
れた話や、帰省先の理髪店で 東京から戻ったと告げた
途端に店主がマスクを 着けて窓を全開にしたという話を
聞きました。まるでバイキン扱いなので、やられたほう
は むかっ腹。コロナ帰省はあちこちで人間関係を ぶち
壊しています」(あるジャーナリスト)
罪作りなウイルスだ。
【転載終了】
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長野県も他人事ではないようですよ。
東京のベッドタウンならぬ別荘タウン
だからだそうです。
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