日本と東京が陥る“高”陽性率の恐怖・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■新規感染者数より刮目 

 日本と東京が陥る“高”陽性率の恐怖 

 公開日:2020/04/26  


 新型コロナウイルスの新規感染者数 

の推移に疑問の声が上がっている。 

国内は11日の743人、 

累計感染者数が最大の東京都は17日 の

201人をピークに漸減傾向。 

感染拡大が抑制されているかのよう だが、

陽性率は高止まりしている。 

欧州が7%未満、韓国が3%ほどなのに

対し、日本は約8・7%、東京は 

約12・3%。 市中感染が広がり、無症状

感染者が 増加している可能性が高い。 

パンデミックとなった欧州では、 陽性率が

7%を超えると死者数が増えた との分析が

あり、むしろ状況は危うい。 


 都のデータをめぐり、京大iPS細胞 

研究所所長の山中伸弥教授がホームページ 

で 

〈注目すべきは検査件数に対する陽性者 

の割合(陽性率)〉と指摘。

こう続けて いた。  

〈2月は3%、3月になって4%、7%と 

増加し、3月末には18%に急増、4月は

中旬まで19%を維持しています。検査件

数には、同じ人に複数検査した件数も含ま

れているという事ですので、実際の陽性率

はさらに高いと考えられます。これは危険

領域です。非常に多くの陽性者を 見逃して

いる可能性が高いと推定されます〉  


 都の検査件数は16日の1498件を 

ピークに減少傾向。 

日本全体では安倍首相が6日に 

「1日当たりの実施可能数を2万件に増やす」

と胸を張ったものの、いまだ数千件 水準にと

どまっている。 


  山野美容芸術短大客員教授の中原英臣氏 

(感染症学)はこう言う。  


 「日本は一貫してPCR検査件数が少な 

く、新型コロナの統計データは議論の叩き 

台としては不十分ですし、信用もできない。

岡江久美子さんの急逝は気の毒でなりませ

 ん。昨年末に初期の乳がんで手術し、今年 

1月末から2月半ばまで放射線治療を受け

ていたとなると、免疫力も体力も相当落ち 

ている。そうした中で発熱し、医師の指示 

に従って自宅待機したところ、容体が急変 

して緊急入院し、ようやく受けたPCR検査

で陽性と判明したといいます。明らか に感染

を疑う事例なのに、しゃくし定規 に待たせる

日本のシステムは訳が分からな い。医療事故

と言っていいと思います。 こうしたデタラメ

が感染を拡大し、実態を 見えなくする要因に

なっている。都内の 特定地域で無作為に

1000人ずつ選び、PCR検査と免疫検査

を速やかに実施し、 実態把握に努めるべきです」


 ■7%超で死者2割増 


 千葉大大学院の樋坂章博教授(病態検査学) 

らの研究グループが初期の感染拡大の程度が 

近い欧米各国の検査状況と死者数の関係を 

比較したところ、陽性率7%未満の国はそれ 

以上の国に比べ、死者数を1~2割に抑えら 

れていることが分かったという。 

早く手を打たなければ、救命の機会をみすみす 

逃すことになる。


 【転載終了】 

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 多分、若い世代だとは思いますが、 

無症状者が多数いるのはいまの日本 

には大変な脅威ですよね。 


  高齢の方や既往症のある方は怖い 

ですからね。

 

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