“官邸の守護神”黒川検事長の黒歴史 !

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■“官邸の守護神”黒川検事長の黒歴史 

 安倍官邸擁護に暗躍8年 

 公開日:2020/05/13  


 コロナ禍のさなか、政府与党がシレッと 

成立を狙う検察庁法改正案に批判が集中し 

ている。

 安倍政権の目的は、検察トップの検事総長 

に“官邸の守護神”を据えること。 

数日間で600万~700万件に上る抗議 

ツイートが投稿されているが、守護神の 

“黒歴史”を振り返ると、史上最長政権を支え

てきた疑惑潰しの正体が垣間見えた。


 渦中の黒川弘務・東京高検検事長は東大法学

部卒後、1983年に検事任官。 

東京や新潟などの地検勤務を経て、 法務省の

刑事局などを渡り歩き、 民主党政権下の

2011年8月、法務・ 検察と政界の折衝役

である官房長に就任。 


12年の第2次安倍政権発足時に菅官房長官の

信頼を得て以降、官邸とのパイプ役 を一手に

担った。 

「黒川氏を通じて官邸の意向が検察サイドに

一方的に伝わる状況になった」 (司法記者)

という。  


 こうして“守護神”になってからは、内閣が

吹っ飛んでもおかしくないレベルの政治事件

がことごとく不問にされてきた。 

秘書が在宅起訴された案件はあるものの、 

任者たる政治家や省庁幹部はいずれも不起訴

に。 

黒川氏の意向が働いたのでは、との疑念を招い

たのは、この点で国会でも問題視され たほどだ。 


 むろん、黒川氏が“モミ消し”に動いた証拠は

ない。 

しかし、それをうかがわせる傍証がある。 

黒川氏は政権の要望と検察の悲願とを取引して

きたフシがあるのだ。 

特に、甘利事件では疑わしい動きが見ら れた。  


 「盗聴捜査などが可能になる改正刑訴法成立

は、検察の長年の悲願だったが『国民監視を広

げる』と評判が悪く、15年国会 では継続審議

となっていた。ところが、 甘利氏の疑惑が16

年に噴出してからは トントン拍子で審議が進ん

だ。同年5月の 法案成立とほぼ同じタイミング

で甘利氏が 不起訴となっただけに、水面下で

黒川氏が 暗躍していたのではとの見方もある」

 (永田町関係者)  


 同年9月には、黒川氏は法務事務次官に昇進。 

「疑惑潰しの論功行賞」(同)ともっぱら だった。


 ■政治家にとって「使い勝手がいい」 

 森友問題でも名前が挙がる。 


 問題をウヤムヤにする見返りとして狙った のが、

悪評だらけの共謀罪法成立(17年 6月)だった

という。  


 「共謀罪法案は、黒川氏が先頭に立って成立に

向け奔走していた。12年の第2次 政権発足時、

法相に就任した谷垣禎一氏に、 黒川氏自らが直接

レクチャーする熱の入れ よう。ただ、09年まで

に3回も廃案に 追い込まれていただけに、17年

国会では 何が何でも成立にこぎつけたかった。

そこ へ降って湧いたのが森友問題。『政権を 助け

る代わりに悪法の成立を狙っているの では』と

批判を招きました」 (前出の司法記者) 


 数々の疑惑を握り潰してきた結果、いよ いよ、

ルール無用の定年延長で検事総長へ の道が開け

たというわけなのか。 


 黒川氏と同期入省の元検事・若狭勝弁護士 

こう言う。 


 「政治家と折衝する機会が多い官房長の 中に

は、議員からの要望をむげに突っぱね る人物も

いますが、黒川さんは非常に物腰 が柔らかい。

どんな要望でも『検討してみ ます』と一度は

受け入れるソツのなさで、 人受けがいい。政権

の言いなりになるよう な人格ではありませんが、

政治家側から見る と非常に使いやすい人物と受け

止められる のでしょう」 


 イエスマン大好きの安倍官邸とはウィン ウィン

の関係に違いない。 


 【転載終了】 

 *************************** 


  たった、7年間でこれほど無法国家に 

なるとは思ってもみませんでしたね。 


 今の日本では、自分と家族を守ること 

だけ考えた方がよさそうですね。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000