安倍首相「宣言解除」前のめり・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍首相「宣言解除」前のめり
国民ミスリードする危うさ
公開日:2020/05/15
東京・大阪などの特定警戒8都道府県を
除く、39の県で緊急事態宣言が解除され
た。
14日、安倍首相が記者会見。
日刊ゲンダイ記者も参加したが、安倍首相
の宣言解除に前のめりな姿勢は、国民を
ミスリードしかねない。
■7回目の会見もプロンプター頼み
コロナ対応の首相会見は14日で7回目。
変わらずプロンプターを使い、冒頭の
22分間、原稿を読むことに終始した。
あらかじめ通告されている幹事社の質問で
も原稿を見ながら回答。
自分の言葉で国民に語りかけるドイツの
メルケル首相や台湾の蔡英文総統らが評価
を高める中、日本の首相に同じ次元を求め
るのは無理な相談なのか。
安倍の言葉は国民の心に響いただろうか。
■8都道府県「21日をメドに評価」
危ういメッセージもあった。
解除対象外 となった8都道府県について
「1週間後の21日をメドに専門家の皆さん
に解除基準に照らして評価いただき、可能で
あれば、(予定期限の)31日を待つことな
く解除する考えです」と明言。
感染が続く8都道府県は慎重な検討が必要な
のに、首相がメドを口にすれば、一気に
「緩む」だろう。
安倍首相は、どこかサッパリした表情。
苦難のコロナ対応から、まもなく解放される
かのような安堵にも見えた。
さらに、「重症者は減少している」
「医療提供体制は少しずつ改善している」と
胸を張ったが、前日の13日、28歳で死去
した大相撲の勝武士のことは眼中にないのだ
ろうか。
糖尿病でコロナに感染するとリスクが高いの
に、保健所には電話がつながらず、複数の
医療機関をたらい回しされ、PCR検査も
遅れた。
不十分な医療体制による悲劇だった。
また、バー、ナイトクラブ、カラオケ、
ライブハウスを名指しして、解除後も引き 続き、
国民に利用を控えるよう呼びかけた が、
休業補償には言及せず。
首相に「行くな」と言われるバーの経営者が
どんな気持ちで会見を見たことか。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が言う。
「安倍会見は宣言解除ありきの姿勢がありあ
りでした。国民も長引く自粛生活にうんざ りし
ているので、緩和は歓迎すると踏んでい るので
しょう。しかし、感染者数や医療体制の改善も
怪しい。冷静な見極めが必要なのに、安倍首相
の前のめりは危険です」
日刊ゲンダイ記者は、勝武士の死去について
質問しようと、繰り返し挙手したが、 当てて
もらえなかった。
【転載終了】
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夏場に空調など使うので、第二波となら
なければいいのですが?
あれほど徹底した対応の中国や韓国からも
第二波が発生していますから。
自分の都合のいい事しかしない政権だと
いうことですね。
>日刊ゲンダイ記者は、勝武士の死去につ
いて質問しようと、繰り返し挙手したが、
当ててもらえなかった。
既に、問答集が出来ているので、その
担当社しか当ててもらえないのでしょう。
このようなことは、外遊先でもやって
いて、海外紙の記者からも批判されてい
ましたね。
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