「日本の刑事司法が崩壊しかねない」!
Huffington Post Japan
【転載開始】
「日本の刑事司法が崩壊しかねない」
元検事総長ら、検察庁法改正案に反対
する意見書を提出 2020年05月15日
安倍首相の対応や答弁を批判し、
「正しいことが正しく行われる国家社会
でなくてはならない」と訴えた。
検察官の定年を延長する検察庁法改正案
をめぐり、松尾邦弘元検事総長ら検察出身
者による意見書が5月15日、法務省に提出
された。
検察幹部の定年延長を認める規定の撤回
を求め、改正によって政権の介入が強まっ
てしまった場合に
「日本の刑事司法は適正公平という基本
理念を失って崩壊することになりかね
ない」と危機感を示した。
意見書は、松尾邦弘元検事総長、
堀田力元法務省官房長ら元検察庁幹部ら
10数人の連名で出された。
黒川弘務東京高検検事長の定年延長や、
内閣が認めた場合に幹部の「役職定年」
が延長できるという改正案の規定を批判
した。
黒川検事長は閣議決定で定年延長され、
安倍晋三首相は
「国家公務員法の定年関係の規定は検察
官には適用されない」という従来の解釈
を変更したと説明している。
意見書は、
「検察庁法に基づかないものであり留任
には法的根拠はない」と指摘。
唯一起訴権限を持つ検察官の特殊性に触れて
「検察官も一般の国家公務員であるから
国家公務員法が適用されるというような
皮相的な解釈は成り立たない」と訴えた。
続けて
「本来国会の権限である法律改正の手続き
を経ずに内閣による解釈だけで 法律の解釈
運用を変更した」と批判した上で、
「近代国家の基本理念である三権分立主義
の否定にもつながりかねない」と危機感を
示した。
改正案では、検事長など幹部が63歳で
退職する「役職定年」を設けた上で、内閣
が認めればその年齢を過ぎても役職にとど
まることができるとする内容が盛り込まれ
た。
この点については
「黒川検事長の定年延長を決定した違法な
決裁を後追いで容認しようとするものであ
る」と批判した。
意見書は検察庁人事の内情にも触れて
いる。
検察法上は検事総長や検事長といった幹部
は内閣が任命すると定められている。
だが実際は、
「検察を政治の影響から切りはなすための
知恵」として、検察官の人事に政治は介入
しないという慣例が守られてきたという。
それを踏まえて、改正案について
「検察の人事に政治権力が介入することを
正当化し、政権の意に沿わない検察の助き
を封じ込め、検察の力をそぐことを意図し
ていると考えられる」と疑った。
さらに、検察の不祥事にも言及。
大阪地検特捜部が証拠を改ざんして逮捕さ
れた事件を「謙虚でなければならない」と
反省する一方で、
「検察が萎縮して人事権まで政権側に握ら
れ、起訴・不起訴不の決定など公訴権の
行使にまで掣肘を受けるようになったら、
検察は国民の信託に応えられない」と強調
した。
その上で 「正しいことが正しく行われる
国家社会で なくてはならない」と訴えた。
当時の首相が逮捕されたロッキード事件
に触れながら
「ロッキード世代として看過し得ない」とも
つづった。
最後に
「国会職員と法曹人、そして心あ る国民す
べてが断固反対の声を上げて阻止 する行動
に出ることを期待する」と結んだ。
【転載終了】
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安倍政権になってから、正義って
何だろう?
と思う人が増えてきたのでは?
これほど、好き勝手に政治を弄ん
だ政治家は見たことありませんね。
これだけ、政治と経済を壊したら、
戻すのに大変なパワーが必要ではな
いでしょうか。
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