黒川氏辞任は身内の司法取引?

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■黒川氏辞任は身内の司法取引 

  東京高検“ルール”なら3アウト 

 公開日:2020/05/23  


 一件落着とはいかない。 

安倍政権は22日の閣議で、 

3密賭けマージャンがバレた 

黒川弘務東京高検検事長の辞職を 

承認した。 

検察幹部が賭博に興じていたのだ 

から辞任は当然だが、懲戒処分に 

あたらない「訓告」という大甘裁定。 

安倍首相は「責任は私にある」と言う 

が、口先だけで、法務・検察に黒川 

問題の責任を押し付けようと躍起だ。 

そんな汚い“幕引き”は許されない。


 ■賭博、マスコミ、ハイヤー送迎は 

 「非違行為」  


 国会公務員法が定める懲戒処分を 

免れた黒川氏は6700万円超の退職金 

を満額、手にするとされ、世論も野党 

も「処分が軽すぎる」と猛反発。 

追及された森法相は、22日の衆院決算 

行政監視委員会で 

「自主都合の退職ということで、退職 

手当法の規定に基づき支給される」と 

ノラリクラリ。 再調査の要求には 

「処分に必要な調査は終了しており、 

考えていない」の一点張りだった。  


 人事院の「懲戒処分の指針」は、 

〈賭博をした職員は、減給又は戒告〉 

〈常習として賭博をした職員は、停職〉 

と明記している。 

「品位と誇りを胸に」と題し、 

東京高検非違行為等防止対策地域委員会 

が作成した文書には、懲戒処分を受ける 

信用失墜行為の例として、 

〈麻雀等の常習賭博〉と記載。 

〈利害関係者とみなす者〉には 

〈マスコミ関係者〉が挙げられ、無償で 

役務の提供を受けてはならない例として 

〈ハイヤーによる送迎〉がハッキリ書か 

れている。 

黒川氏の行動は「非違行為」にバッチリ 

該当しているのだ。 


 公訴権を独占する検察ナンバー2が違法 

の賭博行為を認めているのになぜこうも 

大甘なのか。 

黒川氏といえば、検察の悲願だった司法 

取引の導入に中心的な役割を担ったと 

もっぱら。 

3密賭けマージャンをあっさり認めた見返り

に軽い処分で済んだのであれば、それこそ

身内の“司法取引”だ。 


 ■市民が黒川氏を刑事告発する可能性も 


 検察官の罷免の勧告や適格の審査を 行う

「検察官適格審査会」に黒川氏を 諮るべき

との声があちこちから上がって いる。 

検事長の場合は職務不適格と議決され、 

法相の勧告を受けて罷免されれば、 

3年間弁護士として活動できない上、 

退職金は少なくとも減額される。 


 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士 

がこう言う。 


「本来ならば、政府は辞職を承認せず、 

検事長の職を解いた上で検適に諮るべ 

きでした。訓告よりも厳正な処分が 下

されていたと考えられます」 


 安倍官邸は 

「黒川氏の定年延長は法務省が持ってきた」

「検事総長に監督責任がある」 ――と

触れ回り、法務・検察サイドに 責任をなす

りつけて幕引きを図って いるが、市民が

黒川氏を刑事告発する 可能性もある。  


 「そもそも、安倍政権が『退職により公務

の運営に著しい支障が生ずる』とし て黒川氏

の定年延長を閣議決定したこと 自体、検察庁

法を無視した違法行為です。 黒川氏だけに世

間の批判が集中すれば、 それこそ官邸の思う

ツボではないか。 違法な閣議決定をした安倍

首相や森法相 の責任を徹底して追及するべき

でしょう」

 (元特捜検事で弁護士の郷原信郎氏) 


 官邸も黒川氏も逃げ切りなんて問屋が 卸さ

ない。


 【転載終了】

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 何かあるたびに、「責任はわたしにある」 

と言いながら悪あがきする首相。  


 どなたかがブログに書いていましたが、 

安倍首相は日本語を知らないと。  


 「責任」を口にしたら、処遇を決しなけれ 

ば責任を取ったことになりません。 


 「言うだけ総理」はもういらないのです。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

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