「73歳定年制」にNO!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■「73歳定年制」にNO!
自民古参決起は安倍1強崩壊の裏返し
公開日:2020/06/12
「73歳定年制を廃止しろ」――と、
自民党のベテラン衆院議員が決起している。
現在、自民党は「衆院比例代表候補」の
選定基準を「公認時に73歳未満」として
いる。
73歳を過ぎても小選挙区単独での立候補
はできるが、党の比例名簿に登載されず、
復活当選は不可能となっている。
過去、海部俊樹氏、中山太郎氏、加藤紘一氏
といった大物が、比例との重複立候補が認め
られずに小選挙区で敗れたため、落選の憂き
目にあっている。
衛藤征士郎氏(79)や河村建夫氏(77)、
平沢勝栄氏(74)ら70歳を越えるベテラン
議員が、12日にも下村博文選対委員長に
「73歳定年制」の廃止を申し入れる。
「年齢によって区別するのは、やはりおか
しいですよ。もともと個人的には、小選挙区
で敗れた候補が比例で復活当選する制度には
反対です。有権者が落とした候補が議員にな
ってしまう。ただでさえ歪んだ制度なのに、
年齢で区別しているから、さらに歪んだ制度
になっている。定年制は廃止すべきです」
(平沢勝栄議員)
今年73歳を越える自民党議員はざっと
30人、70歳を迎える議員は50人いる。
二階俊博氏(81)、麻生太郎氏(79)と
大物揃いだ。
ベテランが決起しているのは、早ければ年内
に行われる解散・総選挙が、苦戦必至だから
だ。
「安倍内閣の支持率が下落し、自民党は
次の衆院選では50人は落選するとみられ
ています。野党候補が一本化したら、これ
まで小選挙区で勝利してきたベテラン議員
も危ない。だから保険となる比例復活が欲
しいのでしょう。実際、ベテラン議員の多
くは小選挙区で負けても接戦になりそうな
ので、惜敗率が高くなり、復活当選するは
ずです」(自民党関係者)
このタイミングでベテランが決起している
のは、安倍1強が崩れはじめた裏返しという
解説も流れている。
「もし、安倍1強が盤石だったら、安倍さん
に反旗を翻すような動きは起きなかったか も
しれない。党の規則にノーを唱えるわけで す
からね。この先、党内抗争が激しくなる 可能性
がある。安倍さんは、50人いるベテ ランを敵
に回したくないはず。ベテラン議員 が“いまが
チャンス”と考えてもおかしくあり ません」
(政界関係者)
定年を廃止したら、その分、比例復活の 確率
が低くなる若手が怒りの声を上げるの は間違い
ない。一波乱あるか。
【転載終了】
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世界でも30代の若い大統領が誕生
し、国内では30代の知事が活躍する
時代です。
地元で落選するということは、引退し
ろと促しているんでしょう。
潔く身を引き、若手に任せましょう。
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