実際の陽性率はもっと高い?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■実際の陽性率はもっと高い?
厚労省コロナ抗体検査の不合理
公開日:2020/06/17
この数字をどう捉えるべきなのか。
厚労省は16日、新型コロナウイルス
への感染歴を調べる抗体検査を行った
結果、東京都での陽性率(保有率)が
0.10%だったと発表した。
大阪府は0.17%、宮城県は0.03%。
同省は
「抗体保有率は感染率よりも高かった
が、大半の人に抗体がないことが分か
った」としている。
人間の体内では、感染症に1度かかる
と同じウイルスが再び侵入した際に体を
守る特殊なタンパク質(抗体)が作られ
る。
このタンパク質の有無や量を調べ、
免疫が備わっているかを調べるのが抗体
検査だ。
ソフトバンクグループがグループ企業
従業員らや医療関係者に実施したところ、
4万4066人中191人(0.43%)が陽性で、
陽性率は企業従業員ら0.23%、医療関係者
1.79%だった。
厚労省は感染者が多い東京・大阪と、
少ない宮城で検査を実施。 今月1~7日、
東京1971人、大阪2970人、 宮城3009人の
計7950人を対象に検査した ところ、東京
で2人、大阪で5人、宮城で 1人に抗体
が確認されたという。
東京都の推計人口は約1400万人
(5月1日時点)のため、都内では
約1万4000人に感染歴があると推定でき
るが、陽性率がたったの0.10%で
「医療崩壊になる」と大騒ぎになったこと
を 考えると、今後、襲来が確実視されて
いる 「第2波」によって欧米並みに感染
拡大した 場合(米ニューヨーク州の抗体
保有率12.3%)、 医療崩壊どころでは
済まなくなるだろう。
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏
がこう言う。
「厚労省は今回、2社の試薬の両方で陽性
が 確認された人を抗体保有者と定義してい
ます。 確かに確実性は増しますが、『最低
でもこれ ぐらい』という意味の数字です。
中国・武漢 市の陽性率は3%ほどでしたが、
そこまで高 くないにしても都内でも1~2%
あるのでは ないか。そう考えないと、都内
で超過死亡 (過去の同月の平均死亡者数と
比べて超過し た人数)が増えている理由が
分かりません。 陽性率が低くなるほど、
サポートが必要とさ れる人を見落とす可能
性が高くなる。海外デ ータなども参照しなが
ら数字を見た方がいい でしょう」
今の政府は統計でも何でも、自分たちに
とって都合よく鉛筆をナメナメした数字を
公表するだけに、一体、何が真実なのかが
さっぱり分からない。
【転載終了】
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日本の厚労省や東京の対応を見て
いると、第一波より感染拡大が大き
くなると言われる第二波の対応が
出来そうもないような不安があり
ますね。
先の記事にも書きましたが、欧米 、
中東のタイプC型の感染力の強さ、
中国の第二波は第一波の武漢型より
感染力が強くなっているといことで
す。
世界の経済活動の解除にともない、
海外との人的交流が増えてきたら、
国内型以上の感染予防の徹底が必要
ですね。
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