小池知事「コロナ対策一段落」の虚勢 、東京55人感染に焦り!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■小池知事「コロナ対策一段落」の虚勢
東京55人感染に焦り
公開日:2020/06/25
驚きの数字だ。
東京都は24日、新型コロナ感染者が
新たに55人確認されたと発表した。
緊急事態宣言解除後としては最多で、
1日の感染者が50人を超えるのは
先月5日の57人以来、50日ぶり。
都知事選(7月5日投開票)が始まる
直前、「コロナ対策が一段落した」
と誇らしげだった小池都知事。
感染者急増に焦っているに違いない。
◇ ◇ ◇
「かなりの数字が出てくると覚悟
している」
「今日の検査で同じところからか
なりの数字が出てくることが現時点
で分かっている」
都が感染者数を発表する直前、
記者団にこう答えた小池知事。
事前に告知したのは、ショックを和ら
げるためだったに違いない。
24日までの6日間、都内の新規
感染者数は1日20人以上が続き、
感染拡大の予兆があった。
予想通り急増してしまった形だ。
他の県では感染拡大が止まっている
のに、東京都だけ増えているのは、
小池知事のコロナ対策が失敗した裏返し
である。
今月2日に感染拡大への警戒を呼び
かける「東京アラート」を発動して
都庁やレインボーブリッジを赤く染め
上げたかと思いきや、都議会閉会後の
11日にはアラートを解除。
12日に都内の休業要請をロードマップ
の「ステップ3」に緩和し、
「コロナ対策が一段落した」として出馬
を表明した。
小池知事はアラート解除を決定した
11日の会見で
「新しいフェーズに入った」などと、
あたかも感染拡大を抑え込んだよう
に胸を張っていた。
すべて「都知事選ありき」、コロナ対策
が成功しているように印象づけようとし
たのは明らかだ。
■責任を企業に押し付ける「職業内クラスター」
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)がこう言う。
「東京だけが感染抑止に失敗している
と 言っても過言ではありません。五輪
開催が 都のコロナ対策の初動を遅らせ
たように、 選挙戦ありきの自粛緩和が
感染者増のキッカケとなっていると思い
ます。トップ として具体的な対策はない
のか。50人を 突破したのだから東京
アラートを再発動し、自粛を呼びかけて
もいいはずなのに、そん なことは決して
しない。選挙があるから、自分の政策の
非を認めることができないの でしょう」
突然、「職場内クラスター」という単語
を打ち出したのも、責任逃れを図る思惑が
透ける。
24日判明した55人のうち9人が同じ
人材派遣会社の従業員だったことを踏まえ、
「職場内クラスターが問題になっている」
と強調。
自分でアラートを解除し、都民の外出自粛
を緩めたクセに、
「新しい日常での働き方やオフィスの在り
方を改めて確認してほしい」と、まるで
ビジネスマンに責任があるかのように訴え
ているのだから、どうかしている。
「小池知事は出馬直前から『自粛から
自衛に局面が変わった』と言い始めまし
た。『職場内クラスター』とわざわざ
強調したのも、企業に『自衛』を促すた
めでしょう。企業側に対策を丸投げして、
責任逃れしようとしていると感じます」
(都政関係者)
ネット上では、
〈結局、リスクを背負うのは都民〉
〈都民の自己責任、って感じか〉
などの反応が続出。
小池知事の無責任ぶりにカンカンだ。
東京アラートの解除から26日で2週間。
また1日100人単位の感染者が出てしま
うのか。
【転載終了】
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東京は、兎に角、第二波への準備を
しておくことが重要ですね。
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