都政取材25年の葉上氏「小池知事と職員の乖離は史上最悪」!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■都政取材25年の葉上氏
「小池知事と職員の乖離は史上最悪」
公開日:2020/06/27
「都知事、不思議の国のあるじ」
(公職研)。
こんなタイトルの書籍が知事選告示翌日
の 19日に発売された。
著者は青島幸男、石原慎太郎、猪瀬直樹、
舛添要一、小池百合子の5人の知事を
ウオッチ してきた都政取材25年の地方
自治 ジャーナリスト・葉上太郎氏。
葉上氏いわく、タイトルは、
「小池ワンダーランド」のおかしさと
人口1400万人の巨大自治体ながら、
住民が都庁をほとんど分かっていないこと
を 意図したという。
「他の46道府県と比べ、都民にとって
都庁は遠い存在。都知事は他に比べ、財政
力など強大なパワーを持っている。それな
のに都民の関心を集めるのは4年に1度の
知事選ぐらいなものです」(葉上太郎氏)
■都知事は「鶏のとさか」
本には都知事のことを「鶏のとさか」と
評した都庁の元幹部職員の話が出てくる。
「青島氏以降の都知事は目立つことをや
りたいだけで、それ以外に関心がない。
職員はそれを虚飾して、いかに目立たさせ
てあげるかを考えている。でも、とさかが
勝手に何をやっていようが、肉体である
職員が通常の仕事を動かしているから都政
が回っていくのです。それが究極に至った
のが小池都政。『小池知事と職員の乖離は
都政史上最悪。石原都政は良かった』とい
う表現で現状の酷さを訴える職員がいるほ
どです」(葉上太郎氏)
都知事選(7月5日投開票)は小池氏優勢
の情勢だが、再選しても、新知事が誕生した
としても、舵取りはかつてないほど難しい。
「都庁のパワーの源泉はお金。法人2税
(法人事業税と法人都民税)なのですが、
景気の変動を受けやすく、リーマン・ショ
ック時は単年度で1兆円もの減収でした。
そうしたジェットコースターのような財政
構造なので基金を積んで備えてきましたが、
今回のコロナ禍で1兆円近くを放出してし
まった。危機の財政出動は必要な施策です
から想定通りとしても、この先の第2波に
は対応できるのか。そう考えると来年、
五輪をやっている財政的余裕があるのか、
ということです。今後の動向次第で、東京
都は破綻しかねない状態にあります」
(葉上太郎氏)
「築地は守る」を放り投げ、東京アラート
など“やってる感”に終始する小池氏には荷が
重い。
【転載終了】
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小池都知事が自民党と組んだのは、自身
の立場が揺らいできていることを感知して
いるのでしょう。
都会の華やかさ、遊ぶ楽しさが先行する
ところが東京なのではないでしょうか。
地方の若者は、そのような華やかさに
あこがれるのでしょう。
しかし、大恐慌などの襲来は、地方以上
に暮らしにくくなります。
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