「官邸のえこひいきで堕落した官僚」!

 AERAdot. 


 【転載開始】

 ■古賀茂明 

 「官邸のえこひいきで堕落した官僚」 

 2020.6.30 


 先週号の本コラムで「チャラ男」 

官僚について書いたところ、

霞が関の 「官僚像」について多くの取材を

受けた。 


  *  *  * 


  一般に、日本のキャリア官僚は、 「優秀」で

「勤勉」だと言われる。  


 憲法15条第2項には、 

「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部

の奉仕者ではない」と書かれているが、 

普通の官僚は、その原則を守る善人であるように

思える。  


 さらに、官僚と言えば、「クソ真面目」 で、

羽目を外すことはないという安心感も ある。  


 こうした官僚像は、間違いとは言えない。 

そういう官僚も現に存在する。 


 しかし、昨今話題に上る官僚たちは、 

こうした伝統的イメージからかなりかけ離れ 

ている。


  例えば、「優秀」な官僚の中でも選りすぐ

りの超エリートだと目される「官邸官僚」 たち。 

その筆頭格である今井尚哉総理補佐官兼秘書官 

は、突然の学校一斉休校の強行で総スカンを 

食った。 

その配下にいる経済産業省官僚チームは 

「アベノマスク」で日本中の怒りや失笑を買い、 

星野源氏とのコラボ動画では大ブーイングを 

呼んだ。「優秀」どころか「バカ」ではないか。


  長谷川栄一総理補佐官兼内閣広報官が演出 

する安倍総理の記者会見は、露骨な「やらせ」

 ばかりが目立ち、会見の度に国民の心が離れ 

ていく。こちらも「優秀」とは程遠い。 


 経産省ではないが、国土交通省出身の官邸 

官僚、和泉洋人総理補佐官は、厚生労働省の 

女性審議官と出張の度に 

「コネクティングルーム」に宿泊という不倫 

疑惑。「不真面目」の象徴だ。 


 さらに、先週号でも取り上げたが、安倍政権 

の屋台骨である経産省では、第1次補正予算の

目玉である持続化給付金事業で、トンネル団体

を使った電通丸投げという「怠慢」行政 が露呈。 

それを担当した前田泰宏中小企業庁長官が、 

過去に米テキサス州視察の際に「前田ハウス」 

と呼ばれる借り上げ住宅で本件に関与する 

電通職員(当時)とパーティーに同席していた 

ことも発覚。そのチャラ男ぶりも目に余る。 

一体、官僚とは何なのか。 

そういう疑問が出てきてもおかしくない。  


 結論から言えば、官僚は優秀でも勤勉でも公正

でもクソ真面目でもない。 

大学入試の時にテストができただけで、その後

ひたすら「省益」のために働く。 

ほとんど進歩がなく、幹部クラスの多くは使い物

にならない。


 公務員試験では、自分のためでなく社会のため

に働けるかという評価はなく、「公正」 の保証も

全くない。 


  しかも、最近は、前近代的な職場環境を 嫌って

官僚よりも外資に優秀な人材が流れ、二流人材が

役所に集まる。 

5~6年働いて、箔をつけて辞めようという

確信犯的チャラ男たちも増える。  


 一方で、今は少数派となった真面目な官僚たちは

「弱い人間」だ。

 国民のことよりも上に媚びたほうが得だとなれば、

正しい道から外れてしまうことも多い。 


 だからこそ、国のリーダーは、自らを強く律し、

国民のために身を投げ出す覚悟を示さ なければ、

官僚たちを正しい道に導くことが できない。  


 しかし、残念ながら、官僚たちは、安倍総理が

非常に不真面目で「えこひいき」な人間だと見抜き、

出世のためにはそこに取り入るしかないと考えて

いる。 

「バカで怠慢、えこひいきのチャラ男」官僚たち

が羽目を外し、この国を滅ぼす。  


 それを止めるには、安倍総理以外のリーダー を

選ぶしかない。


 【転載終了】


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 元経産省OBが言うのだから事実なので

しょう。

 

 政権与党に官僚が一目置くリーダー など

存在しないのでは。 


 唯一、若手官僚を中心に小沢一郎氏の政治理念

に賛同している官僚も少なく無かったようですね。 

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